2014年12月31日水曜日

The 20 BEST ALBUMS of 2014

いつも最新の音楽チェックを欠かさない私が、今年2014年にリリースされた洋楽アルバム(EP含む)の BEST 20 を発表しようと思う。

最近、CDが売れない時代になり、音楽は曲単位消費になってしまったので、アルバムごと音楽を聴くことが無くなっている人も多いのでは?! 少なくとも、昔ほどは聴いていないんでは無いか…。 

だからこそ、私が今年の超おススメを紹介するのは、意味があるのでは?!…と思った。何せ、この度数えてみたら、EP(ミニアルバム)含め、2014年リリースのアルバムを、なんと70枚聴いているからだ。

70枚全ては、勿論全て私が興味あるアーティストのものだけ… 
その70枚の中でも、超厳選の20枚!! …というわけだ。

…正直、20枚に絞るのは、大変だった… が、基準は“私をより惹きつけたもの”だ。
是非これを参考に、気になるアルバムを聴いてみるきっかけになればと思う。Here we go…


#1  Ed Sheeran - X 
才能が止まらない、赤毛の英国シンガー・ソングライターの2枚目のアルバム。今年世界中で最も売れたアルバムなんじゃないかな?! デビュー・アルバムも名曲一杯で大好きだけど、今回も相変わらず味わい深くて大好き。人気男Pharrellが今年のグラミー賞でナンパして一緒に曲作ることになった大ヒット曲"Sing"、あと映画「ホビット」の"I See Fire"も収録。


今年は、Ed Sheeranの来日公演もあって、新木場STUDIO COASTで観てきたけど、たった一人でループペダルを駆使して、アップテンポのラップから、スローバラードまで魅せてくれて、観客との一体感も素晴らしかった。栄光の1位に相応しいかと。


#2  Mary J. Blige - The London Sessions
Queen of Hiphop Soulこと、Mary J. Bligeが、初めて英国人ソングライターやプロデューサーとタッグを組んで制作されたアルバム。Disclosure、Naughty Boy、Emili Sandé、今をトキメクSam Smith等が参加している。とにかくあのMary J. Bligeが、ここまで新鮮に聴こえるなんて!後半なんてハウス系だし…。改めてMary J. Bligeの魅力再発見!めちゃオススメ!! 


実は、Mary J. Bligeはもう一枚アルバムをリリースしていて、映画「Think Like A Man Too」のサントラなんだけど、Mary J. Bligeの曲ばかり。こちらは、いまゆる今までのアメリカンR&Bが楽しめるよ。…勿論こちらも素晴らしいんだけどね。


#3  Meghan Trainor - Title (EP) 
今年デビュー・シングル"All About That Bass"を全米8週1位、全世界中のおデブちゃんに勇気を与えてメガヒットさせた、Meghan Trainorのミニアルバム。(※ちなみに同時期には、Nicki Minaj の"Anaconda"も大ヒット、一緒に“デカ尻自慢祭り”状態だった…w) このミニアルバムには、たった4曲しか入ってないけど、どれもノリが良くて私は大好き。テンションが上がる!今までに居なかったタイプで、今年の新人の中で、私が一番気持ちが上がったアーティストだ。グラミーも受賞しそうだね。このミニアルバムに入ってない新曲"You're Lips Are Moving"も併せて要チェックね。



#4  Pharrell Williams - G I R L
本当に久々に出た今最もアツイPharrellのソロアルバム。4年前ぐらいまではN.E.R.Dでアルバム出していたけど、それも最後のアルバムは売れなかったし…ソロとしては2006年以来。時代が再びファレルの音を求めているんだろうね…。とてもグルーヴィーで、期待通りのナイスなアルバムだった。


昨年からPharrell の時代が再到来した感があったが、今年はアルバムリリース含めて大盛り上がり。ただ、ProduceやFeaturing楽曲が急激に増えただけでなく、それ以外の活躍も目まぐるしかった。日本でもユニクロの広告に出てたけど、Adidasのコラボ出したり、Chanelの広告に出たり、香水出したり、テレビオーディション番組「Voice」の審査員になったり、広告業界的には、カンヌライオンズ2つ(CyberとProduct Design)もグランプリ受賞したり…なんちゅうこっちゃ!* 私は昔からファレルの大ファンで、N.E.R.Dのライブも何度も観に行ったことあるし、The Neptunesプロデュースはいつも注目していた身としては、またライブで来日しないかな…と願っているんだけどね。

#5 Tony Bennett & Lady Gaga - Cheek To Cheek新旧スターのクラシックデュエットアルバム。以前もTony Bennettは"Duets"というアルバムでLady Gagaとコラボしていて、別にこのコラボが新鮮だったわけでも驚きだったわけでも無い。ただ、クラシックな名曲を、安定したヴォーカル、そしてガガの迫力ヴォイスで聴けるという醍醐味があり、それがとても温かい感じがして、落ち着く。ハート・ヴォーミングな雰囲気を味わいたい時にオススメ。



#6  A Great Big World - Is Anybody Out There? 
"Say Something feat. Christina Aguileara"で一躍有名になったグループのデビュー作。その前は、ドラマ「Glee」で楽曲が起用されたりもして、そういう意味ではちょっと私の中ではFUN.とかぶる部分がある。とにかく明るくポップで、元気をもらえる曲が一杯で、ピアノ伴奏と高めの声の男性ボーカル(ハーモニー)が特徴的。


ちなみに彼らは今年Summer Sonicに出演していて、クリスティーナ・アギレラの代わりは、May J.でした…。


#7  Colbie Caillat - Gypsy Heart Side A (EP)
カリフォルニアのマリブ・ビーチを感じる自然派シンガー・ソングライターの最新作。今回彼女は、今までの自然体、アコースティックで癒し系…的な感じから、もっとプロデュースが入ったアルバムへチャレンジしている。あのBabyfaceとのコラボだったりね…。そこには彼女としては凄く葛藤があったようで… "Try"という曲だけは、今までのアコースティック路線で、You don't have to try so hard. 自然体でいいじゃん!…と歌っている。Babyfaceにそのままの気持ちを歌にしたらと言われたんだとか…。でも、新しくプロダクションが入った楽曲も凄く良くて、正直大成功じゃないかなと思う。ある意味、彼女の幅が広がった気がするよ。実は"Gypsy Heart"というフルアルバムも発売しているのだが、こちらは最初にEPとして出た頭5曲。Clobie Caillatは、最初の5曲で十分、本当に気に入ってくれた人は残りを聴いてくれればいいという意図から、Side Aとして5曲入りのミニアルバムを出したんで、まずSide Aからどうぞ。



#8 Ariana Grande - My Everything
今年は日本でも大ブレイクして、4回も来日していたアリアナちゃんの2枚目。恐らく今年日本で一番売れた洋楽アルバムなんじゃないかな?!正直、昨年発売したデビュー・アルバム "Yours Truly"が私大好きで、もしこの去年このBEST ALBUMSをピックアップするなら、間違いなく前アルバムは1位か2位だった。しかし、今回のアルバムは、前回のアルバムと比較するとイマイチ…。サウンドもBabyfaceだったり、90年代R&Bフレイバーの前作の名残は無く、今回は完全ポップスに振り切っている。とはいえ、8位に選んだのは、それなりの理由があって…やはりアルバム視聴回数はそれなりに多かったし、明るくポジティブな気持ちになれる。シングルカットされた "Problem feat. Iggy Azalea" や、"Break Free feat. Zedd" も良いしね。可愛い子ちゃんって、罪だわ~。



#9  Sam Smith - In The Lonely Hour
"Stay With Me"が大ヒットとなった、英国のシンガー・ソングライターのデビュー作UKらしい、明るい感じのソウルであり、ちょっとポップスな感じもある。ファルセットが特徴的なんだけど、とにかく声が美しく、とっても聴きやすい。今年大注目のアーティストの内の一人だね。アルバムに入ってないけど、"Stay With Me feat. Mary J. Blige"もすっごくイイ。 



#10  Alex & Sierra - It's All About Us
「The X Factor USA」 Season 3 の優勝者Alex & Sierraのデビューアルバム。彼らは、番組放送中から圧倒的人気で、歌った曲はiTunesで1位になったりとしていたカップルデュオ。最大の魅力は、この2人のケミストリー。Alexの方は歌がとても上手で安定感があり、そこにキュートな声で、自然体のヴォーカルが魅力のSierraの声が重なって、素晴らしいハーモニーを繰り出すのだ。恋人同士特有の空気感がタマラナイ。正直、アルバムの曲全ての曲が良いとは思わないが、幾つか期待通りのキラキラしている曲があり、とにかく良く好んで聴いている。注目曲は"Bumper Cars"…この曲は本当にエモーショナルで素晴らしい!



#11  Nicki Minaj - The Pinkprint
今月出たばかりのNicki Minajの3枚目のアルバム。いや~ビックリ!今までのニッキーのポップでキュートな路線から、明らかに進化した今作。大人っぽくもあり、しっかりラップを聴かせるようなものが多く、ヴォーカル部分ものびやかな物が多い。ゲスト・ヴォーカルもSkylar Grey、Ariana Grande、Beyonce、Drake、Lil' Wayne、Chris Brown等豪華。Ariana Grandeがフューチャリングされている歌は、Katy Perryが書いていたり、色んな味が入れ込まれている。クリエーティビティの非常に高い、意外性というか、奥深いアルバムだ。



#12  Leighton Meester - Heartstrings
あの「Gossip Girl」のブレア役で有名な、女優Leighton Meesterのアルバム。超マイナーなアルバムだが、私はかなり衝撃を受けた。過去、Cobra Starshipの"Good Girl Gone Bad" という歌が流行って、彼女はこの曲のfeaturingボーカルだったが…その時のイメージとは全く異なる今回のアルバム。こんな歌声持ってたんだ!…と驚く透明感のある美しい声を披露している。曲調は、フォーク系。ステキなアルバムです。



#13  Faith Evans - Incomparable
伝説ラッパーThe Notorious B.I.G.の奥様として有名なFaith Evansが久しぶりにリリースした新アルバム。 なんだろう、昔の頃のVIBEのまんまの安心感というか、ベテランの安定感というか… とにかくピュアにR&Bの王道を楽しむことができて、気に入って聴いている。やっぱり流石の歌唱力だな…と。シングルカットされている"I Deserve It feat. Missy Elliott & Sharaya J"も収録。昔、Faithとか、Bad Boy (Puff Daddy)時代が好きだった人には、是非オススメ。



#14  Maroon 5 - V
Adam Levine(2013年の最もセクシーな男)率いるバンドの5枚目。正直、それほど評判は良くないアルバムかもしれないが、安定的な聴きやすさがあって、私は結構好き。そもそもMaroon 5のファンだからかもしれない。面白さ、新鮮さがあるというより、安定票。Maroon 5が好きな人は、普通に楽しめるアルバム。



#15  Mariah Carey - Me, I am Mariah
マライア史上最も売れなかったアルバム。だからといって、ミスジャッジはいけない!!売れない=イケテナイわけでは無く、このアルバムはかなり良い出来だ。Jermaine Dupriがマネジャーになったのも影響しているのか?!正直、ライブで声が出てなかったり、音を外しまくっていたりするのかもしれないが…彼女の歌唱力をなめてはいけない。その昔は凄くウィスパー系の声を多用していたが、今回のアルバムはかなり声を張っているから、彼女の素晴らしさが引き立っている。正直、自分大好きなこのアルバムタイトルからして引いている人は多いと思うが…騙されたと思って聴いて欲しいアルバムだ。2013年のヒット曲"#Beautiful feat. Miguel"も収録。



#16  Candace Glover - Music Speaks
「American Idol」Season 12の優勝者のデビューアルバム。歌唱力はここアイドル出身者の中でもトップクラス。ユニークなアドリブが特徴的で、そんな風に歌うんだ…っていう驚きを人々に与える。ちょうど、この時のアメリカン・アイドルのジャッジにMarah Careyがやっていたが、天下のマライアでさえ、彼女のアドリブはいつも新鮮で勉強になるといつも驚いていた。アルバムの1曲目の"Cried"という歌が、とにかく彼女のスキルを物語っている。この曲だけでも聴いて欲しいと思う。3曲目の"Same Kinda Man"もオススメ。



#17  Jagged Edge - JE Heartbreak Ⅱ
Jermaine DupriのレーベルSo So Defの男性4人組R&Bヴォーカルユニットの新作。彼らは90年代後半から2000年前半に大活躍していたグループで、基本的にはイケメン不在のグループで、男版Xscapeって感じだった。(※Xscapeは女子4人組で、当時Jagged Edgeよりは売れていた印象) Jagged Edgeは、2000年に"JE Heartbreak"というアルバムをリリースしていて、今回はそれの続編みたいな見え方なのも、なんか懐かしい感じ…。当時のR&Bが好きな人には、期待通りの内容だけに超~オススメ。



#18  Taylor Swift - 1989
最も自分の売り方を解っておられる、やり手女子テイラーの5枚目のアルバム。元々カントリー・シンガーであったのに、名プロデューサーMax Martinの影響あって、もはやポップス界の女王だ。大物と付き合っては即行別れ、そのネタを全て歌詞にしてしまう彼女の自己プロデュース能力は、キム・カダーシャンを超えるかもしれない。今回の先行シングルの"Shake It Off"もやり手女子の強気な歌詞で、PVのあえてダサイ感じの自分を演出している部分も含め、完敗!★ この曲は今年は、Meghan Trainorが流行りすぎて、なかなか1位が続かなかったが、その後アルバムリリースと同時にSpotifyには絶対楽曲提供しない宣言をして、更に話題作りしていて再び1位に君臨したりと素晴らしい。このアルバムは、是非このDeluxeバージョンの方をお勧めしたく、その理由は、最後3曲分の彼女の作曲プロセスを語ったものが入っているからだ。ソングライターとして定評があるテイラーだが、実際どうやって作ってるの?ちゃんと本人が作っているの?…と疑う人たちに、これまた彼女のスキルを示した、まさに痒いところに手が届く感じ。本当、尊敬します!!



#19  Toni Braxton & Babyface - Love, Marriage & Divorce 
大物2人デュエットの大人すぎるR&Bアルバム。この2名連盟のアルバムというだけで、聴かずにはいられないでしょう!!しかも、タイトル通り、2人とも離婚経験者。Babyfaceは最近再婚もしているんだよね…。多くはデュエット曲なんだけど、Toni Braxtonのソロで、"I Wish"っていう歌が私のお気に入り。とにかく、お酒飲みながら、まったりする時に聴きたい、そんな大人の雰囲気200%なアルバムです。



#20  David Guetta - Listen
皆が大好き、フレンチDJゲッタの最新アルバム。今年、まず"Lovers On The Sun"というミニアルバムが先に出て、その時から新しいDavid Guettaまたイイ感じだー!と惹きつけられた。今回のアルバムも、いつも通りゲスト・ボーカルはJohn Legend、Nicki Minaj、Skylar Grey、Sia等多数起用していて、相変わらずのノリの良さとEDMとポップスのクロスオーバーは流石である。今回は、よりロックっぽかったり、カントリーっぽかったり、今までにちょっと無いような路線もあるように感じるが、いつものDavid Guettaらしい盛り上がりの作り方等は健在。いい意味で、ゲッタらしいし、いい意味で新規性もあるので、私は評価する。




【番外編/2013's BEST DELUXE】
元々2013年リリースのアルバムではあるが、2014年デラックス版を出したアーティストは結構いた。最近ではBeyonceも出しているし、今年流行ったAloe Blaccなんかもそうだ。その中でも、最も良かったアルバムを、特別にピックアップ。

・Demi Lovato - Demi (Nov. 2014 Deluxe)
このアルバムは、私のお気に入り! 元々昨年リリースされたアルバム"Demi"も明るく元気なポップスで非常に良いのだが、今年リリースのデラックス版は、「アナと雪の女王」(Frozen)の"Let It Go"も入っているし(※私は映画館で、最後エンドロールのDemiの歌声でマジ感動したのよね。May J版だったらここまで最後に感動し盛り上がらなかったかも…。)、最後数曲ライブパフォーマンスが4曲分収録されているんだが、あのEd Sheeranの名曲の"Give Me Love"も入っている。本当に価値のあるDeluxe版!





【番外編/BEST X'-MAS ALBUM】
今年最も良かった(良く聴いた)クリスマスアルバム。

・Various Artists - I'll Be Home For Christmas (EP)
Epic Recordsによる、L.A. Reidプロデュースのクリスマス・ミニアルバム。Fifth Harmony、Meghan Trainor、A Great Big Worldという若手注目アーティストが参加しているのと、Fiona Apple、Sarah Bareilles、Tamar Braxtonといったベテラン勢も参加している。クリスマスは既に終わっちゃったけど、来年のクリスマスに是非!!



以上!!

…えっ?!* U2は?Beckは?Princeは?Cold Playは?Chris Brownは?Michel Jacksonは?Jason Mrazは?Lana Del Reyは?Eminemは?One Directionは?… 等々反論あるかも?!

すみません… あくまでも私個人視点で、あえて私がお勧めしたいものを中心に選んでるんで…。ちなみに、Lana Del ReyやU2は、BEST 30まで広げると確実に入れてたかと。

あと、R&B好きな私が、男性R&B(ソロ)を1つもピックアップしなかったのが意外かもしれない。今年は、Chris Brown、Trey Songz、Jason Derulo、Omarion全員がアルバムをリリースしている。あと、最近Miguelもミニアルバムを出している。どれもそれなりに良いアルバムだと思ったけど、断トツ光るものが無かったから、どれかをプッシュして勧めることが出来なかったのだ。オーストラリアのGuy Sebastian…彼のアルバムが総合的には一番良かったかもしれない。


1つ心残りなのが、今年大ブレイクしたアーティストで、The Beatles以来初全米1位・2位を同時に勝ち取ったオーストラリア人白人ラッパーIggy Azaleaのデビューアルバムをピックアップすることが出来なかったこと。 1位・2位を独占したという事実も凄いが、そもそも白人で、しかもオージーで、ここまで存在感を出せたことがスゴイ!!

…というわけで、関係無いが、今年の大ヒット曲、全米7週連続1位を獲得した "Fancy" - Iggy Azalea feat. Charli XCX の素晴らしいPVで締めくくろうと思う。 
なんせ、このPV、私がその昔大好きだったAlicia Silverstoneの主演映画 「Clueless」 の完全パロディーで、本当に凄いのだ!!"Clueless"は、1995年に公開された映画で、私も当時Alicia Silverstoneのファンとして、張り切って映画館で観に行った作品だ。そして、私はこの映画のファッションにどれだけ影響を受けたことか!シャツ・ベスト・ミニスカート・ニーハイソックス・ストラップシューズ・ベレー帽等…当時の私は、めちゃ真似してました!!ふわふわ付きペンもね。(笑) 今の若者は、そもそもこの偉大な映画の存在すら知らないと思うのだが… Iggyのこのコピーっぷりに、拍手☆ …Azz If !! 


元々の映画「Clueless」をよく知らない方…比べてみて。↓



完全余談ではあるが…
今年大流行のデカ尻自慢… Nicki Minaj "Anaconda"Meghan Trainor "All About That Bass" 以外にも、元祖デカ尻の女王Jennifer Lopezが、同じくデカ尻で有名なIggy Azaleaを捕まえて、新旧デカ尻女王対決をしていたのを思い出した!! Jennifer Lopezのアルバムに入っている"Booty"というそのまんまのタイトルの曲のPVも、興味ある方は是非ご覧あそばせ~。(リンクだけ貼っておきます。)

Jennifer Lopez feat. Iggy Azalea "Booty"
Nicki Minaj "Anaconda"
Meghan Trainor "All About That Bass" 



…というわけで、レコード大賞やら、紅白歌合戦もいいが、洋楽もYo-Check!!

2014年12月26日金曜日

インフルエンザなクリスマス


インフルエンザA型に感染してしまった… 

しかも、クリスマス・イヴ朝から具合悪いなと思っていて、夜には食欲消え失せ、節々が痛いとかいうレベルを超えた苦痛と身震いが襲い、美味しいディナーは全く食べれず… 帰宅して熱を測ると、38.8℃だった。

サンタさんに、朝起きたら熱が下がっているように… とお願いしたのに… クリスマス当日の朝も38.4℃… と思ったら… そののちにまた38.9℃まで上がったり…。

インフルエンザが流行っているから、医者に行くようにと皆が言うけど、身体動かなくて、どうやって医者まで行くんだ?!?!
… 小一時間寝て、ちょっと気分良くなったところで、医者に行く決心をしたものの、頭が割れそうなぐらい痛いから、洋服を着るだけでも一苦労。近所の内科をネットで調べて、医者に行ってきた…。 

そして、鼻の穴に管を突っ込まれて… 「インフルエンザA型感染ですね…」 と。

なんちゅうこっちゃ…* 

人生初のインフルエンザにかかってしまった。

そもそもこの冬3度目の風邪で、有り得ないと思っていたら… この仕打ち。うーむ… 休めというサインだと受け取るしかない。

今年は、26日(金)が仕事納めなわけで、明日も会社に行けないことから、全く想定外の仕事納めとなってしまった。来年の手帳、カレンダー全てデスクに置きっ放しですが…。

何より悲しいのが… インフルエンザというのは、解熱剤が効くとそこそこラクにはなって、微熱の風邪をひいている状態とあまり変わらない。幸い食欲も戻ってきた。頭が相変わらず痛いのと、まだ右手の指先がしびれたままなぐらいだ。…なのに、インフルエンザは、他の人に感染させちゃうかもしれないという理由で、会社に行けない。納会にも、忘年会にも出れない…。

インフルエンザとは、孤独な戦いであることが、今回よーーーく解った。
こんな寂しいクリスマス… 仕事納め… 堪ったもんじゃない!!

いいさ、この際ぼーーっと、何もしないで、ダラダラテレビ観てるさっ… と不貞腐れながら、早く頭が割れそうな感じから解放されないのかと願う。

幸いというか、これまた完全に想定外だったのだが、夕方母親から電話がかかってきた。日帰りで展覧会を観に東京に来たとかで、引きこもりの私にプレゼントを届けてくれて、ケーキを食べた。ああ…寂しすぎるクリスマス、神様は私を完全に見捨てなかったのだな…と思って感謝。 

インフルエンザ、現在大変流行しているということで… 皆さま、何卒お気を付けくださいませ~。
Merry Christmas!!☆ 


2014年12月14日日曜日

大人計画 「キレイ -神様と待ち合わせした女-」 

先週末、Bunkamura25周年記念のトリを飾ることとなった…
大人計画 「キレイ -神様と待ち合わせした女-」 @シアターコクーン を観てきた。(12月7日夜)


…まだ記憶の新しい内に、感想を述べておこうと思う。

この「キレイ」は、初演が2000年、再演が2005年、そして今回が9年ぶりの再々演。私は、今回初めてこの松尾スズキ氏が初めて手掛けたミュージカル作品を観た。

いや~ 凄い物を観た… とにかく壮大でした!! 素晴らしい☆ 

壮大とは… 別に舞台セットが豪華とかいうわけでは無く… とにかく“キレイ”を表現するために、戦争と、人間の醜さ(愚かさ)と、色んな要素を、…クレイジーにぶっ飛んだ松尾スズキワールドを通して描いているのに、歌やダンスというエンターテイメント性を同時に追求していて、しかも3時間40分という長さも含めて、凄い大作だな…と。奥深いからこそ、癖になる作品かもしれない。3時間40分の長時間(15分休憩有り)でも、もう一回、いやあと数回観てもいいとすら思った。それぐらい、一回では消化しきれないぐらいの奥深さだ。


キャスティングが素晴らしいのも、大きかったと思う。今回は、主役ケガレを多部未華子が演じているのだが、多部ちゃんのピュアな透明感のある声と雰囲気が、とにかくハマッていた。出だしの歌で、一瞬歌唱力に心配を覚えたが、途中からはのびやかに歌っていて、何しろ歌声に力強さがあって、説得力が一番あったかもしれない。ハリコナ役の小池徹平との相性もとっても可愛らしく、ピュアさに溢れていた。多部ちゃん、ほんとにほんとに可愛いわ~。

その他のゲスト出演者は、尾美としのり田畑智子田辺誠一松雪泰子… と豪華。そこに、お決まりの大人計画メンバー阿部サダヲ皆川猿時村杉蝉之荒川良々らが脇を固めていた。別に多部ちゃんは、既に「ふくすけ」で大人計画の舞台を観ていたし、ミソギ役(成人したケガレ)の松雪泰子も、以前松尾スズキのミュージカル「キャバレー」で、歌って踊るところを観ていたし、小池徹平ですら、「あまちゃん」で大人計画のメンバーに囲まれている状況慣れていたので、全く違和感の無いキャスティングだった。

ただ、ダイダイカスミ役の田畑智子がとにかく素晴らしかった!!
なんだろう…とにかく歌も上手いし、表現力の幅の広さに驚いた。今まで私が持っていた田畑智子のイメージを完全に塗り替えたわ。
田辺誠一がその次のサプライズだった。いつもドラマで観ていた田辺誠一は、なんかいつも同じようなイメージだった。しかし、今回マジシャン役、田辺誠一っぽさが全く無かった!この2名については、本当に俳優としての素晴らしさを知った。

あと、アンサンブルのダンサー&コーラスの方々にも拍手。お上手です!!

松尾スズキの世界観は、そもそもついていくのが大変だ。
「ふくすけ」と重なるダークでふざけた演出や下ネタは一杯あるが、この作品は恐らく誰が観ても、それなりに楽しめるエンターテイメント作品だと思う。最後の皆が続々出てきて挨拶するところで、多部ちゃんがクルクル挿絵のように踊ったり、座ったりしているんだけど、まるで絵本のように可愛い演出もステキだった。私は「ふくすけ」「キャバレー」よりも、全然スキ!! 機会がある人は、是非観に行って、感想聞かせてください。

ちなみに、初演・再演を観ている人からしたら、今回どう感じるのか分からないのだが… 生オーケストラは今回からなんだってね。 

2014年11月3日月曜日

8年越しのDAUGHTRY初来日

アメリカのロックバンド、DAUGHTRYが、先日初来日を果たした。
なんと、デビューから既に4枚もアルバムをリリースしていて、8年越しの初来日!! 




DAUGHTRYは、American Idol Season 5 (2006年)で、4位になった Chris Daughtry のバンド。元々実力があって、優勝候補筆頭だったのに、4位で敗退という結果になったこともあって、同年2006年にさっさとデビュー・アルバムをリリースし、このアルバムが全米でバカ売れ全米1位に何度も返り咲きながらロング・ランで売れ続け、なんと翌年2007年、全米で最も売れたアルバムとなった。

そんな全米で大ヒットだったDAUGHTRY、日本でもデビューアルバムは一番売れたのでは無いかと思うが… 何故か一度も来日することは無く、その後2枚目、特に3枚目以降はさほど売れなくなってしまい、来日する機会を逃したとも言える。

そして、今更?!★ 地元でそれほど売れなくなったこともあってか?! 昨年リリースした4枚目のアルバムを引っ提げて、初来日、ジャパン・ツアーを実施するに至ったのだ。


横須賀、三沢、沖縄の米軍基地でライブをしてから、大阪、そして最終日に東京公演だった。全米で一世風靡した、典型的アメリカン・ロックな彼らが米軍基地を回るのは、とても自然は気がした。

私はというと… 普段はどちらかというと黒人系の音楽が好きで、いわゆるロックはさほど聴かないのだが… DAUGHTRYのアルバムだけは4枚とも全てチェックしている、根っからのChris Daughtryファンなのだ。クリスの声がとにかくツボで、アメリカン・アイドル当時からファンなのです。

声は、格別に素晴らしいが… それ以外も、とにかく愛妻家であり、めちゃ男!!って感じの価値観から生まれる男らしい歌詞が、また結構好きなんだよね。家族観とか、恋愛観が堂々としているのがカッコイイ。

というわけで、先日10月28日(火)の東京公演 @SHIBUYA O-EAST に駆けつけた。
会場は満パン。多くのファンが、初のDAUGHTRY来日公演を本当に楽しみにしていたことでしょう。

最初、ちょっとマイクの通りが悪く、声が聞こえづらかったが、中盤からは本当に良かった。そして、バラード等、クリスの声をじっくり聴かせる歌は、やはりヴォーカリストとしての魅力が際立った。

ただ、残念過ぎるのが、セットリスト!! 
本人たちにとっては、4枚目のアルバム"Babtized"ワールドツアーの最終日なのかもしれないが… 日本にとっては初来日公演なわけで… 少なくともそこそこ流行ったヒット曲は、入れておいて欲しかったが・・・ 他国でやっていたセットリストまんまやっていた。途中でクリスが、「セットリストこれでいいのかなぁ~… って不安だったんだよね…。皆の好きな曲が分からなくて…好きな曲やらなかったらゴメンね。」的なことを喋っていたが… 日本のレコード会社の人たちは、何故ヒット曲入れておくように、セットリストの数曲の変更を申し出なかったんだろう?!… 初来日公演なのに、ショック過ぎた。頼みますよ、ソニー様★ 

というわけで、私が最も聴きたかった、一番大好きな曲… 2枚目のアルバム "Leave This Town"の1st シングルだった、"No Surprise" やりませんでした…。代表曲の1つなのに…。

この曲 "No Surprise" は、Nickelbackのフロントマンで、最近Avril Lavigneと結婚したChadとの共作だが、スケール感、器の大きさ、荒っぽさ、恐れ知らず、男のついて来い!…的な感じ、この全ての要素と、Chrisのボーカルが合わって、最高に魅力的というか、心惹かれるのよねー。
その昔、奥田英朗の「サウスバウンド」を友人に勧められて読んだ時に、私の中ではまさにこの歌が頭の中で鳴り響いたわ。 

"No Surprise" 


ところで、最新のアルバム"Babtized"では、EDMポップよりの要素、またちょっとカントリーっぽい曲もあったりして、バンドとしては少し変化が見られる。 
ライブ、最後アンコールでは、そんな最新アルバムを代表する"Waiting for Superman" "Long Live Rock and Roll" をやったが、登場前にあの有名なスーパーマンのテーマソングが流れたのがちょっと笑えた。 凄く盛り上がったので、バンドも気持ち良かったことでしょう。

"Waiting for Superman" 


また、"No Surprise" だったり、その他のやって欲しい曲も色々あったので、その貸りを返しに、今後の再来日を期待したいところだ。


2014年9月22日月曜日

POLO 4D: ファッション×テクノロジー 

ファッション界では、現在世界中で SPRING 2015 コレクションが発表されている。
ニューヨークから始まり、その後ロンドン、現在ミラノ、次がパリと、9月中は各メゾンが来春のコレクションを披露している。

ニューヨークでは、ラルフ・ローレンが実施した、Polo for Women Spring 2015 のショーがとにかく凄くて、映像を観てぶったまげた。凄すぎる…!!☆


Ralph Lauren のコレクション自体は、通常通り行われたわけだが、その前にPolo for Women のショーが、9月8日(月)… そう、まさにテニス全米オープンで、錦織圭選手が準優勝に終わったその、数時間後にセントラル・パークで行われた。 

何が凄いって… あのセントラルパークの、あの池にコレクションを4Dホログラムで披露したのだ!! これがまた、セントラルパークの情緒的雰囲気と、水の効果音、そしてハイテクな演出が融合して、ステキの一言。

正直、プロジェクション・マッピング的なものは、近年見飽きているかもしれない。実際、ラルフ・ローレンも、既に2010年に建物に映し出すプロジェクション・マッピングを実施しているわけで、プロジェクションという手法自体が新しいというわけでは無い。今回の素晴らしさは、水上ホログラムで、自然の景色との調和しながら、臨場感を出しているところだ。水の反射も含め、とにかく美しい。

また、そもそもファッション・ショーという、歴史的にあまり変化の無い、純粋にお洋服を見せるランウェイ・ショーそのものを、最新のテクノロジーで見せること自体も、新しい。

私は、最近流行りのブランド等ではなく、昔からアメリカを代表するブランドでありながら、いつまでもトレンド・セッターであるラルフ・ローレンが、この最新テクノロジーを取り入れたショー展開をすること自体も、とても素晴らしいことだと思っている。しかも、CGでもニューヨークの景色を入れながら… New York Fashion Week に相応しい演出なのがステキ。

とにかく、まずは、この幻想的で、カッコイイ、ファッション・ショーをご覧ください!! 



あのリアルなセントラル・パークから見る風景に、月と水… なんてロマンチックなんでしょう。 BRAVO☆

映像を観るだけでも、ゾクゾクするのに、これ生で観たら、マジで感動しまくりだっただろうなぁ・・・。


こちら、メイキングビデオ↓



ところで… ファッション×テクノロジーといえば…
日本でも、現在GUCCI新宿店で、チームラボが制作した "Infinity of Flowers" というインスタレーションを行っているらしい。興味あるなぁ… 観に行かなくっちゃね。


2014年9月21日日曜日

Nothing Stops Serena

テニス全米オープンで、錦織圭選手が、日本人初のグランドスラム大会決勝進出を果たし、優勝はできなかったけれども、ベスト4で世界ランキング1位のジョコビッチ選手(ユニクロ対決)に勝ち、日本中に興奮をもたらせてくれた。素晴らしい!! 今後の彼の成長に益々期待したいところである。



錦織くんの活躍で、全くをもって日本では話題になっていないが… 
女子では、セリーナ・ウィリアムズが、三連覇を果たした。
4大大会の優勝18回目。流石の王者である…。


相変わらず、テニス界のオシャレ番長… カワイイ☆


実は、全米オープン開催期間中、決勝戦の直前に、Beats by Dr. Dre の新製品 Powerbeats2 Wireless セリーナ出演CMが公開となっていた。

ワイヤレスのイヤホンを装着したながら、ひたすら一人でトレーニングするセリーナ、そして途中に出てくる手書きのメモ書き "My Goal" に、"win the US. open""number one in the world" という文字がインサートされている。いつ書かれたメモなのか知らないが、そんな夢を実現させた、ストイックに頑張るセリーナが描かれている。



明らかに、U.S. Open を意識した中で、このキャンペーンをローンチさせて… 
なにより、セリーナがリアルに優勝して、三連覇を果たしてしまうのが、カッコイイ。 

そして、まさにワイヤレスになって、コードからの解放だけでなく… 文字通り…
 "Nothing Stops Serena" なわけである。

凄いなぁ~。

錦織くんのような若者の活躍や大躍進は勿論素晴らしいけど、強くて当たり前とされる王者が勝ち続けることこそ、本当に難しいことなんだろうと思う。一番最初にセリーナが全米オープン優勝したのが1999年で、15年も前のこと。そして、今まだ勝ち続けている。そして、強い選手がいるからこそ、下の選手は頑張れる。いつまでも、ストップしないで欲しいね。


2014年8月26日火曜日

Sia "Chandelier” と素晴らしいダンス

最近この歌に… 正確に言うと、この歌のビデオにはまっている… 

Sia(シーア)というオーストラリアのシンガー・ソングライターの "Chandelier" という歌だ。

Siaは、何故か全く日本で話題にならないし、プロモーションもされていない気がするから、ここであえて紹介するが… あの "Titanium" - David Guetta feat. Sia の歌手だ。そして、もっと言うなら Rihanna "Diamond" だったり、Beyonce"Pretty Hurts"(元々Katy Perryのために書かれて、Rihannaに渡されたが、結局Beyonceが自分が歌うのだと奪ったという曲)だったり、Ne-Yo "Let Me Love You" のサビのフレーズ "Let me love you, and I will love you until you learn to love yourself" を書いた人だ。本当に、素晴らしいソング・ライターだよね。

この"Chandelier"という歌は、全米では流行っている曲ではあるし、昨日(日本時間では今朝)行われたMTV Video Music Award 2014 でも Video Of The Year ノミネートされていたぐらいだ。残念ながら、最優秀ビデオ賞は、Miley Cyrus "Wrecking Ball"が受賞という結果になったが…。(超話題になったTerry Richardsonが監督を務めたのヌードビデオだ…仕方が無い…*) 

でも、このビデオは、しっかりとVMAで、Best Choreography(最優秀振付賞)を受賞した。



そう、シーア風のプラチナブロンドのおかっぱヘアで、ヌードなレオタードを着てコンテンポラリーダンスを踊り狂う少女が、とにかく凄いのだ。

1, 2, 3,  1, 2, 3 drink   1, 2, 3,  1, 2, 3 drink  … 

このフレーズとダンスの振付が、一度ビデオを観ると頭から離れない。



少女の名前は、Maddie Ziegler 弱冠11歳
アメリカのリアリティ番組「Dance Moms」という子供ダンサーの母親たち(ステージママ)を追いかけた番組に出ている子だ。Siaがこの番組のファンらしく、MaddieにTwitterで連絡して、ビデオ出演をお願いしたらしい。

とにかく、テクニックも表現力も、申し分が無いぐらい、お上手!!
一つ一つの動きと伸びというか、脚を上げた時の余韻とか…躍動感が素晴らしい。しかも、複雑な人間の弱さと情緒溢れる、かなりディープな歌詞のこの歌を、見事に11歳で表現し、踊り切っているのだ。

そもそもアメリカって、何故こんなに若くてもコンテンポラリーダンスを踊れる人が沢山いるんだろう… といつも不思議に思う。日本では、大人でもこの表現力出せる人はなかなか居ない。この子のダンスは本当に素晴らしい。 

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このビデオを、「ellen」(有名なトークショー)で、生再現もしているのだが… これまたビックリ!! ダンスだけでなく、後ろ向いて生で歌っているSiaの生歌も、まるでレコーディングを聴いているかのようで…。

ちなみに、「Jimmy Kimmel Live!」(別の有名なトークショー)に出た時は、Maddieちゃんがダンス教えるのだが、これがまたちょっと笑える。 

そして、これはステージで、2名の大人ダンサーと一緒に踊っているバージョン。

とにかく、この歌も、ダンスも、Siaも、Maddieちゃんも、最高!!☆


2014年7月14日月曜日

アリーヤ伝記映画 & TLC伝記映画

90年代"Princess of R&B" 、もしくは "Princess of Hip-Hop Soul" と呼ばれ、多くの人を魅了してきた歌姫AALIYAH(アリーヤ)。
(※ "Queen of Hip-Hop Soul" は、Mary J. Blige の称号で、Aaliyahはデビュー当時15歳だったので、対比でPrincessと呼ばれた。)


アリーヤは常に自分のスタイルを持っているアーティストで、独特の歌声を持っていただけでなく、ファッションから立ち振る舞いまで全てが彼女を表現していたし、何より先駆者で、若いのに、昔のソウルのカバーを歌ってみたり、当時は無名だったプロデューサーTimbaland や Missy Elliott をいち早く採用して、世に流行らせたり、色んなその後のトレンドを生み出してきた人だ。カッコ良いのに風格と品があって、その独特の存在感は多くのアーティストが影響を受けた。
私にとってもアリーヤは、永遠のアイドルであり、憧れの存在だ。

そんな誰からも愛された彼女は、1979年生まれ15歳の時に「Age Ain't Nothing But A Number」(年齢はただの数字にしか過ぎない)と、大人っぽい雰囲気でデビューして… その後歌手だけでなく、映画にも出演するようになり、キャリアとしては順風満帆だった頃の2001年、バハマからのセスナ機の墜落事故で命を奪われた。当時22歳。あまりにも短すぎる人生だった。 

アリーヤの死から13年が経った今、映画の話が発表された。
今まで、新曲や映画、ファンは熱望していたが、アリーヤの家族は、かたくなに彼女のレガシーを守ってきたため、今までアリーヤに惚れていたDrakeが勝手に、家族やTimbalandたちの断り無く、新曲を発表した以外のアクションは無かった。
なのに、Lifetimeというテレビ局が、アリーヤの伝記映画を製作すると発表したのだ。えっ、マジで?!?!★ ファンなら、誰もが驚いたことだろう。

アリーヤ役に大抜擢されてのは、ディズニーチャンネルでお馴染みの若手スター Zendaya Coleman 17歳。アリーヤの名曲を4曲レコーディングすることも発表された。



Zendaya(ゼンデイヤ)は、歌手デビューしている、ダンスも上手で華奢な可愛子ちゃん。昨年、全米で大人気テレビ番組「Dancing With The Stars」に出演して大健闘したとのことで、アメリカ国内での認知はかなりついて今勢いのある子だから、なるほどなーって思った。

そんなゼンデイヤちゃん自分がオーディションに受かった喜びを、Twitterでつぶやいていたのだが… なんとも可愛らしい。


アリーヤが亡くなった時に、まだ4歳だったゼンデイヤちゃんでさえ、アリーヤがずっと自分のキャリアにおいてのインスピレーションだと語っている。アリーヤの存在は、彼女の死後にも世代を超えて引き継がれれていることに感動する。

このTommy Hilfigerを着たゼンデイヤちゃん、確かに前髪の感じとか、完全に意識してるよね…。


勿論、世論では、何故にゼンデイヤなのか?! アリーヤと全然似てないとか、白人とのハーフが演じるのは違う!とアフリカン・アメリカンたちが騒いだり、何かとアゲインストな声もあった。

その他、オーディションには通らなかった、歌声としゃべり方は確かにアリーヤにそっくりの子の動画も出回ったりしたが…



しかし、やはり!! 数日後、アリーヤの叔父であり、音楽プロデューサーのBarry Hankersonが、Lifetimeのテレビ映画化を”認めない”と言い始めたのだ。そもそもLifetimeは、アリーヤの家族に許諾アプローチをしていなかったらしい。

… やっぱりな… そんなことだと思ったよ… というのがオチ。 

Barry Hankersonは、映画化に反対しているわけでも、ゼンデイヤちゃんが演じることについても全く反対では無いと言っている。ただ、アリーヤのようなスターを、小さなテレビ映画に留めることについて、反対らしい。もっとアンジェラ・バセットが演じたティナ・ターナーの伝記映画級の扱いじゃないと認めない… ということらしい。 うーん*

しかし、伝記の本が原作だからといって、アリーヤの家族に事前に許可を取っていなかったのは、流石にマズイだろう。Lifetimeは特に何も発表していないが、そんな中、せっかく選ばれたゼンデイヤちゃんは、先日この映画の主演を降りると発表した。やはりアリーヤの家族の許可が無いものに、出演したくないと・・・。可哀想にね。

アリーヤの大ファンの私としては、自伝映画は観てみたい。たぶん、多くのファンも同じ気持ちだろう。そして、個人的にはZendaya Colemanというキャスティングも、良いバランスだと思う。似ているというより、映画の場合スター性が大事だからね。勿論、Lifetimeのテレビ映画より、大きな映画プロダクションの方が嬉しい。逆に一度テレビ映画化されちゃうと、そのチャンスは減ることは間違い無い。しかし、アリーヤが、果たしてその規模の映画になるだけのアーティストとして世の中から見られているか… そこが問題だ。冷静な視点でいえば、アリーヤは多くのアーティストの憧れの存在ではあったし、そのカリスマ性は、まさにOne in a Millionだけど… 世界中の、あやゆるマスの人に認知されているほどの認知は無いからなぁ…。今後の行方が気になるところ。


ところで、90年代に活躍したR&Bアーティストのテレビ局製作の伝記映画といえば… 
VH1というチャンネルTLCの「CrazySexyCool」!!


VH1で2013年10月に放送されたこの映画は、TLC本人たちが、一緒に創り上げた伝記映画である。キャスティングから脚本まで全てに関わり、「No Scrubs」の衣装とかも全て本物のTLCが着ていた衣装とのこと。T-BozとChilliの視点で描かれた伝記映画だ。キャストと一緒に家で過ごしたり、そうやって本人たちの空気感を吸収してもらったらしい。勿論、その後L.A. Reidの奥様で、TLCの最初のマージャーPebblesが、この映画を観て“嘘”であると、反撃を起こしているらしいが…。

VH1は、Chilliのリアリティ番組「What Chilli Wants」をずっと放送していたりと、既にTLCと関係性が濃い放送局なので、TLC活動20周年であった昨年、TLCの伝記映画をVH1が製作したのは、ごく自然な流れであった。正直、Lifetimeもアリーヤ映画化は、このTLCの映画があったから、同じような企画をやろうと試みたのではないかと思わずに居られない。残念ながら、安易な考えだったとしか思えない結果になっているが…。

というわけで、ようやくこのTLCの映画を観ました!!ココからフルで観れます。)

こちら、トレイラー↓

私は、最初はLeft EyeをLil' Mamaが演じていることとか… なんか本人たちじゃない違和感があって、どうかな~?!* と半信半疑で、あまりすぐに観よう…と思わなかったんだけど、実際映画で演技を合わせて観ると、写真で感じているほどの違和感は無かった。というか、Lil' Mamaが本当にLeft Eyeに見えてくるから不思議。そして、何より・・・ TLCが頑張ってきたこと、グループとしての絆や、その背景…色んな部分が観れて良かった。


この映画で、T-Bozがデビュー当時から病気に苦しんでいることが描かれていて、そんな中今でも活動してくれていることに感動したよ。あと、Left Eyeのソロ活動の背景とか、放火事件の背景とか、色々知れるので、ほんと、TLCファンには、オススメの映画。

確かに、所詮テレビ映画レベルだね… という感じの出来であるのは否めない。でも、逆にドキュメンタリーっぽいフッテージを入れ込みながらやるのは、テレビ映画ならではで良かった。テレビ映画には、メリット・デメリットはあるな…と、このTLCの伝記映画を観て、改めて感じた。

ちなみに、先月6月18日に、TLCのライブ@赤坂BLITZ 観て来ました!!
今回TLCを観るのは3度目だけど、TLCは私の青春だから、何度観ても楽しめる。3人そっくりのバックダンサーたちもいたよ。


相変わらず活動してくれているT-BozとChilliに感謝!!☆ 

この映画のエンディングに使われているNe-Yoプロデュースの新曲「Meant To Be」もライブで最後に歌ってくれたんだけど、感動した。いかにもNe-Yoなメロディーなんだけど、同時にTLCの良い部分が詰まった、凄くいい歌で、私は大好き~♪ 




アリーヤもTLCも、私にとって本当に大事な大事なスーパースター。どれだけ彼女たちから影響を受けたか、測り知れないね。

2014年7月13日日曜日

コクーン歌舞伎 「三人吉三」

しばらくブログ更新できていなかったが、本当は書きたいネタは、てんこ盛り…。 で、その中でもまず最初に何を書こうかな… と思って… 

コクーン歌舞伎 「三人吉三」 …の話から書こうかと。

もう先月末で公演は終わってしまっているけどね…。
私が観に行ったのは、6月14日(土)夜の部だった。 



今回は、コクーン歌舞伎第十四弾… 前回のコクーン歌舞伎「天日坊」から歌舞伎役者ではない出演者がどんどん増え、ある意味コンテンポラリー度がどんどん増している気がするが、中村勘三郎さんが亡くなって、初のコクーン歌舞伎となる。

コクーン歌舞伎と言えば、演出・美術が串田和美なわけだが、串田さん曰はく、今回の公演から「第二期コクーン歌舞伎」だ。

その理由は中村勘三郎氏が居ないからとも言えるが… とにかく若返りキャストだからだ。前回の「天日坊」も相当若めのキャストだったが、今回は本当に若い!!★

ポスターのデザインも、今までは常に赤縁のイラストだったのに、今回からシルバーで写真ベースに変更になった。しかもこの写真、歌舞伎シーンでは無く、渋谷の街で夜撮影したオフショット!串田さんの「第二期コクーン歌舞伎」として、新しく見せたいという意思がこんなところにも見受けられる。


しかも、この人気のある「三人吉三」は、既にコクーン歌舞伎でも3回目に実施することになる。メインの3人の盗人役、和尚吉三に中村勘九郎、お嬢吉三に中村七之助、お坊吉三に尾上松也が演じた。勿論、勘九郎&七之助の兄弟は、3回ともに出演しているが、いずれもメインの3人では無かった。前回の公演(2007年)では、十三郎&おとせという実は兄妹で恋に落ちるという2人を、リアルに兄弟が演じたのよね。

でも、実際この悪さをする盗人たちの設定は若者だし、そういう意味では実は年相応なのかもしれない。そして、そんな若手の3人が演じる「三人吉三」だからこその魅力があった。

勿論… どうしても勘九郎氏を観ていると、お父さんである勘三郎氏を思い出す。そして、パパが和尚吉三を演じる姿を思わず想像してしまう… 想像した勘三郎氏の姿と比較すると、何か重みみたいなオーラ的なものはやっぱりまだまだ足りない気はするんだけど、でも若々しい演技がそれはそれで観ていて清々しかった。

そして、やっぱり何がともあれ、串田さんの演出!! 
相変わらず、まるで動く美術を鑑賞している感じで、最後の大詰の雪の演出の迫力と美しさは、圧巻☆ ほんと、楽しませていただきました。


2014年5月18日日曜日

Met Gala 2014 - ファッションチェック

今年も、Met Gala が5日に行われて… ちょっと時間が経ってしまったけど、昨年ファッションチェックをやって好評だったので、継続してみましょう。

Met Gala は、The Costume Institue of The Metropolitan Museum of Art の開催イベントで、とにかくファッション界のアカデミー賞と言わんばかりの、ゴージャスなイベントで、セレブたちのレッド・カーペットのドレス・チェックは、とにかく楽しい。

今年のテーマは、Charles James : Beyond Fashion  

Charles James とは、20世紀のアメリカのクチュール・デザイナー。これが、イメージ・ビジュアル。


…そう、とってもクラシックでカラフルなガウンで、夜会のイメージだよね。

昨年のテーマが、PUNK: Chaos to Coutureで、PUNKを意識したドレスがある意味新鮮だったわけだったが、今年はそういうエッジーなことは無く、逆にいうと正統派の大きく広がるガウンドレスが多かった。

では、私が選んだ BEST 10 のを発表しましょう!!


#1  Sarah Jessica Parker (Oscar de la Renta)
やっぱり一番目立っていたのは、Sarah Jessica Parker!テーマに合うステキなOscar de la Rentaのモノクロドレス。とってもクラシックな雰囲気を出しているのに、同時に凄くイマドキな雰囲気も併せ持っていて、素敵。密かに裾にOscar de la Rentaの赤ロゴが入っているけど、レッドカーペットともマッチして、絵になっていた。

#2  Blake Lively & Ryan Reynolds (Gucci)
Blake Livelyの美しさとこのドレスの着こなしは、ハンパ無い!昨年もブレイクを2位にしたのに、やっぱり今年もこの2位の座をキープさせるぐらい、素敵~☆ このマーメイドカットで、この薄い肌色のドレスを、ここまで美しく着こなせる人はいるだろうか?!本当に、憧れるよ。しかも、今年はレオナルド・ディカプリオを簡単に振ってくっついた旦那様ライアン・レイノルズを連れてのレッドカーペット。彼女の嬉しそうな表情、同じくGucciを着た旦那様も含めて、完璧過ぎる。

#3  Suki Waterhouse (Burberry)
この甘いスイートな薄いピンクのレイヤードレスがとにかくカワイイ。とくに後ろからの姿が、素敵!Suki Waterhouseの色白な肌にピッタリで、しかも真っ赤な口紅がポイントになっている。本当にテーマを上手に表現した着こなしだわ。Buberryのドレスってあまりレッドカーペットで見ないけど、やるなぁーって思った。

#4  Arizona Muse (Ralph & Russo couture, Jewels by De Beers Diamond) 
真っ赤な、シンプルなドレス。しかし、Arizona Museのスタイル含めてだけど、この世の人とは思えないぐらいの美しさ。このシンプルなエレガントさが、普遍的でタマラナイ。

#5  Bee Shaffer (Alexander McQueen, jewels by Fred Leighton)
このCharles Jamesのテーマにもぴったりの美しい薄いブルーのドレス。正面はスカートに白チュールが施されていてかわいらしく、そして後ろから見たドレスは、とてもゴージャスで驚いた。品があって、可愛らしさとスタイリッシュさの絶妙なバランスが、大好き。

#6  Karen Elson (Zac Posen)
今年のCharles JamesのテーマにZac Posenの光沢のあるボリューミーなドレスは、ピッタリ!このKaren Elsonの薄いピンクのドレスは、その中でも一番のお気に入り。カットとラインの美しさが際立っていて、とにかく色白で赤毛のKaren Elsonに似合う。

#7  Karolina Kurkova (Marchesa)
このドレスシャープなフォルム、シルエット、そしてこの大柄の花模様、とにかく大胆で、Karokina Kurkovaのような堂々としたスーパーモデルにしか着こなせない。このドレスの色もステキよね

#8  Karlie Kloss (Oscar de la Renta) 
今年のテーマを、とっても現代風に解釈したような雰囲気が漂う、黒にゴールドの模様が入っているとっても素敵なドレス。しかもレザーの手袋が更に今っぽさとエッジを出していて、Karlie Klossが着こなしているっていうことろもあるけど、上品なのにクールよね。

#9  Taylor Swift (Oscar de la Renta)
ベビーピンクでリボン、とにかく少女らしい雰囲気なのに、けして子供っぽく見えないシルエット、やっぱりOscar de la Rentaのドレスは、特別。そして、この可愛らしいドレスが、若くてキュートなTaylor Swiftにピッタリ。トレードマークの真っ赤なリップでエレガントさアップ。あえて、派手なジュエリーを付けていないところがセンスイイ。

#10  Kim Kardashian & Kanye West (Lanvin)
なんと、今年はこの2人を10位に入れちゃいました!!だって、去年のあのキムの滑稽な丸太みたいなMet Galaデビューの姿と比較すると、本当にステキだもの!キム、良くここまで出産してここまで体を絞って、巨大な胸とお尻(商売道具)をエレガントに見せるドレスを選んできたなーという努力と成果に拍手。カニエもお揃いのLanvinで、イイんじゃないでしょうか。


ここまでが、私が選ぶベスト10のドレスだけど、勿論他にも気になるし、コメントしたくなるドレスがあったので、ピックアップしたよ。

というわけで番外編

ベスト世界観で賞: Coco & Bianca Brandolini D'Adda (Dolce & Gabbana Alta Moda) 
このDolce & Gabbana Alta Modaの世界を本当にステキにセットでプレゼンテーション。クラシックな感じが、テーマとも合ってるのでは?!このCoco Brandoliniの着ているプリントのドレスの色合いと雰囲気が、私の好み。

セットでヴィンテージ賞: Ashley Olsen (Vintage dress by Chanel) & Mary-Kate Olsen (Vintage dress by Ferre) 
Elizabeth and Jamesも絶好調で、すっかりファッション・デザイナーなオルセン双子姉妹だが、去年はバラバラだったのが、今年は二人セットで紺色のヴィンテージドレスを着て、コンサバルックを披露。一人だけで見ると目立たないが、二人セットでいるからこその存在感がナイス。

ベストフローラル賞: Emmy Rossum (Carolina Herrera, jewels by Van Cleef & Arpels)  
とっても春にピッタリ、大きな花柄のイエロードレスは、見てるだけで明るい気持ちになる。しかも、とっても彼女に似合っている。

ティーン賞: Chloe Grace Moretz (Chanel)
ボリュームのあるドレスでもないけど、このクラシックなテーマを、Chanelで、可愛らしくキュートにまとめてきて、逆に目立っていた。胸のリボンのネクタイが、制服みたいな感じで、ティーネイジャーな彼女にピッタリ。

男前で賞: Charlieze Theron (Dior, jewels by Fred Leighton) & Sean Penn
ショーン・ペンよりも、男前に見えるってどういうこと?!*というぐらいのカッコ良さ。モノトーンで、素敵です。

テーマ無視で何が悪い!賞: Rihanna (Stella McCartney)
Charles Jamesというテーマなんて、気にしない。全く影響を受けてなさそうな、ステキな真っ白のリアーナにピッタリの腹筋丸出しのドレスの着こなしは、流石!テーマとは関係無く、目立つ美しさを披露。ちなみにこれ、背中もバックリ空いているドレスです。

馬子にも衣装で賞: Sarah Silverman Zac Posen)
コメディアンで、普段からどちらかというと上品なイメージから程遠い彼女が、Zac Posenのゴージャスなボリュームのあるガウンを着ると、ここまでイメチェンできるのか!ほんと、ステキです

個人的特別賞: Shailene Woodley (Rodarte)
ニューヨークの注目ファッションブランドRodarte、自然の要素とかをよく取り入れているけれども、このドレスもまさにそんなRodarteらしいもの。今回のCharles Jamesテーマに合うかと言われると、それほどでも無いけど、この個性的なドレスをここまで美しく着こなしていて、個人的にとっても素敵だと思ったら、取り上げたよ。

ファレルに影響受けたで賞: Erykah Badu (Givenchy)
いつもボリューミーな頭が特徴的なErykah Badu。しかし、この帽子、今勢い抜群のPharrell Williamsの帽子に影響受けていないとは言わせない!!

アイデンティティー追及賞: Janelle Monae (Tadashi Shoji)
どこまでもタキシードスタイルを貫き、自分のアイデンティティーを絶対に崩さないJanelle Monae。今年はTadashi Shojiの赤いマントで決めいてる。本当にこの人、違う自分の衣装に飽きる日がいつかやってこないのか、いつも心配になる…。

賛否両論、ひとまず目立ったで賞: Lupita Nyong'o (Prada, jewels by Cartier)
最も旬なセレブ…今年アカデミー賞も受賞し、「People」誌の "The Most Beautiful Woman"にも選ばれた大注目のLupita Nyong'oMet Galaに登場!勿論、注目されまくったわけだが、このドレス…どうなの?! まず、Pradaは今回のCharles Jamesのテーマに合わないから仕方が無いのかもしれない。しかし、このドレス…ちょっと奇抜過ぎ無いか?!でも、逆に言うと、そう簡単に誰でも着こなせるドレスでも無いし、彼女に似合っている。うーーん*

デザイナーとお供: Zac Posen & Dita Von Teese Zac Posen, jewels by Van Cleef & Arpels and LoveGold) 
今回は、テーマも含めてとにかくOscar de la Renta Zac Posen のガウンドレスが目立った。そんなZac Posenは、Dita Von Teeseと登場。このドレスがまた凄い!まさにDita Von Teeseのイメージピッタリのカラーリングとフォルム、でもあくまでもZac Posenらしいドレス。なんだか、素晴らしいコラボレーションだわ~。

爽やかヤングカップル: Emma Stone Thakoon, shoes by Miu Miu, clutch by Tod's& Andrew Garfield
注目のヤング "スパイダーマンカップル。Emmaのドレスのピンクがキレイでカワイイんだけど、一歩間違えるとただのタンクトップとロングスカートにしか見えないというこの絶妙さ。フレッシュなこの2人だからこそアリな着こなし。

ビューティフルカップル: Gisele Bundchen (Balenciaga, jewels by Fred Leighton) & Tom Brady
この美しいカップル、安定感のある存在感でエレガント。ジゼルのBalenciagaのドレスにエメラルドのイヤリングが、ステキ。

残念カップル: Johnny Depp (Ralph Lauren) & Amber Heard (Giambattista Valli, jewels by Fred Leighton)  
Johnny Deppが全然カッコ良く見えない・・・老けた?!* そして、若くて美人の婚約者Amber Heardも、このドレスがイマイチ似合ってないというか、なんか2人揃って残念なんだよね・・・。

チャーミングなメンズカップル: Neil Patrick Harris & David Burtka (Thom Browne)
なんかこの2人のタキシード姿、可愛らしいよね。オシャレです。

英国カップル: David & Victoria BeckhamVictoria Beckham)
とうとう夫妻でMet Galaに出席!Victoriaは、いつでもどんな時でも、自分のブランドのドレスを着るから、偉いよね。(というか、ビジネス・ウーマンよね。)派手さは無いけど、Davidという最高に華やかなアクセサリーがいると注目もされるよね。Davidは、間違いなくカッコいいわー!

お騒がせカップル: Jay-Z & Beyonce Givenchy Haute Couture by Riccardo Tisci
"Ms. Carter" になり、Jay-Zの妻として、母親になって、なお一層露出度やセクシーさを増して話題の歌姫ビヨンセだが、今回のMet Galaでもやはりセクシーさばっちりの黒いGivenchyのドレスで登場。黒いベールに、濃い紫系のリップ、とっても大人らしさを強調している。なんか「極道の妻」的な感じにどんどんなっているような気がするのは、私だけだろうか?! 

そんな仲良しカップルかと思いきや、今回ドレスとか着こなしとか以前に、今回一番話題をかっさらったのが、このMet Galaのアフター・パーティーで、Jay-ZSolangeBeyonceの妹)とのエレベータの中での衝撃の喧嘩映像だ。
何があったのか不明として報道されているが、Solangeが怒り狂ってJay-Zを殴ったり蹴ったりと攻撃している様子は、激しく、凄まじい。元々ソランジュってちょっと変わっていて、クレイジーな子だとは思っていたけどね。 
エレベータから出てきた瞬間の写真を見ると・・・ ビヨンセは笑っている。その後車に乗るまで、ずっと平然とした笑顔。何があったのか知らないが、凄いプロ根性だ。


そんなソランジュのドレスは 
Solange Knowles (3.1 Phillip Lim, clutch by Anya Hindmarch)
いや~いわゆるそれほどのハイエンドのブランドを着ているわけでもなく、身の丈に合ったブランドのチョイスがナイス。