(※ "Queen of Hip-Hop Soul" は、Mary J. Blige の称号で、Aaliyahはデビュー当時15歳だったので、対比でPrincessと呼ばれた。)
アリーヤは常に自分のスタイルを持っているアーティストで、独特の歌声を持っていただけでなく、ファッションから立ち振る舞いまで全てが彼女を表現していたし、何より先駆者で、若いのに、昔のソウルのカバーを歌ってみたり、当時は無名だったプロデューサーTimbaland や Missy Elliott をいち早く採用して、世に流行らせたり、色んなその後のトレンドを生み出してきた人だ。カッコ良いのに風格と品があって、その独特の存在感は多くのアーティストが影響を受けた。
私にとってもアリーヤは、永遠のアイドルであり、憧れの存在だ。
そんな誰からも愛された彼女は、1979年生まれ、15歳の時に「Age Ain't Nothing But A Number」(年齢はただの数字にしか過ぎない)と、大人っぽい雰囲気でデビューして… その後歌手だけでなく、映画にも出演するようになり、キャリアとしては順風満帆だった頃の2001年、バハマからのセスナ機の墜落事故で命を奪われた。当時22歳。あまりにも短すぎる人生だった。
アリーヤの死から13年が経った今、映画の話が発表された。
今まで、新曲や映画、ファンは熱望していたが、アリーヤの家族は、かたくなに彼女のレガシーを守ってきたため、今までアリーヤに惚れていたDrakeが勝手に、家族やTimbalandたちの断り無く、新曲を発表した以外のアクションは無かった。
なのに、Lifetimeというテレビ局が、アリーヤの伝記映画を製作すると発表したのだ。えっ、マジで?!?!★ ファンなら、誰もが驚いたことだろう。
なのに、Lifetimeというテレビ局が、アリーヤの伝記映画を製作すると発表したのだ。えっ、マジで?!?!★ ファンなら、誰もが驚いたことだろう。
アリーヤ役に大抜擢されてのは、ディズニーチャンネルでお馴染みの若手スター Zendaya Coleman 17歳。アリーヤの名曲を4曲レコーディングすることも発表された。
Zendaya(ゼンデイヤ)は、歌手デビューしている、ダンスも上手で華奢な可愛子ちゃん。昨年、全米で大人気テレビ番組「Dancing With The Stars」に出演して大健闘したとのことで、アメリカ国内での認知はかなりついて今勢いのある子だから、なるほどなーって思った。
そんなゼンデイヤちゃん、自分がオーディションに受かった喜びを、Twitterでつぶやいていたのだが… なんとも可愛らしい。
アリーヤが亡くなった時に、まだ4歳だったゼンデイヤちゃんでさえ、アリーヤがずっと自分のキャリアにおいてのインスピレーションだと語っている。アリーヤの存在は、彼女の死後にも世代を超えて引き継がれれていることに感動する。
このTommy Hilfigerを着たゼンデイヤちゃん、確かに前髪の感じとか、完全に意識してるよね…。
勿論、世論では、何故にゼンデイヤなのか?! アリーヤと全然似てないとか、白人とのハーフが演じるのは違う!とアフリカン・アメリカンたちが騒いだり、何かとアゲインストな声もあった。
その他、オーディションには通らなかった、歌声としゃべり方は確かにアリーヤにそっくりの子の動画も出回ったりしたが…
しかし、やはり!! 数日後、アリーヤの叔父であり、音楽プロデューサーのBarry Hankersonが、Lifetimeのテレビ映画化を”認めない”と言い始めたのだ。そもそもLifetimeは、アリーヤの家族に許諾アプローチをしていなかったらしい。
… やっぱりな… そんなことだと思ったよ… というのがオチ。
Barry Hankersonは、映画化に反対しているわけでも、ゼンデイヤちゃんが演じることについても全く反対では無いと言っている。ただ、アリーヤのようなスターを、小さなテレビ映画に留めることについて、反対らしい。もっとアンジェラ・バセットが演じたティナ・ターナーの伝記映画級の扱いじゃないと認めない… ということらしい。 うーん*
しかし、伝記の本が原作だからといって、アリーヤの家族に事前に許可を取っていなかったのは、流石にマズイだろう。Lifetimeは特に何も発表していないが、そんな中、せっかく選ばれたゼンデイヤちゃんは、先日この映画の主演を降りると発表した。やはりアリーヤの家族の許可が無いものに、出演したくないと・・・。可哀想にね。
アリーヤの大ファンの私としては、自伝映画は観てみたい。たぶん、多くのファンも同じ気持ちだろう。そして、個人的にはZendaya Colemanというキャスティングも、良いバランスだと思う。似ているというより、映画の場合スター性が大事だからね。勿論、Lifetimeのテレビ映画より、大きな映画プロダクションの方が嬉しい。逆に一度テレビ映画化されちゃうと、そのチャンスは減ることは間違い無い。しかし、アリーヤが、果たしてその規模の映画になるだけのアーティストとして世の中から見られているか… そこが問題だ。冷静な視点でいえば、アリーヤは多くのアーティストの憧れの存在ではあったし、そのカリスマ性は、まさにOne in a Millionだけど… 世界中の、あやゆるマスの人に認知されているほどの認知は無いからなぁ…。今後の行方が気になるところ。
ところで、90年代に活躍したR&Bアーティストのテレビ局製作の伝記映画といえば…
VH1というチャンネルTLCの「CrazySexyCool」!!
VH1で2013年10月に放送されたこの映画は、TLC本人たちが、一緒に創り上げた伝記映画である。キャスティングから脚本まで全てに関わり、「No Scrubs」の衣装とかも全て本物のTLCが着ていた衣装とのこと。T-BozとChilliの視点で描かれた伝記映画だ。キャストと一緒に家で過ごしたり、そうやって本人たちの空気感を吸収してもらったらしい。勿論、その後L.A. Reidの奥様で、TLCの最初のマージャーPebblesが、この映画を観て“嘘”であると、反撃を起こしているらしいが…。
VH1は、Chilliのリアリティ番組「What Chilli Wants」をずっと放送していたりと、既にTLCと関係性が濃い放送局なので、TLC活動20周年であった昨年、TLCの伝記映画をVH1が製作したのは、ごく自然な流れであった。正直、Lifetimeもアリーヤ映画化は、このTLCの映画があったから、同じような企画をやろうと試みたのではないかと思わずに居られない。残念ながら、安易な考えだったとしか思えない結果になっているが…。
VH1は、Chilliのリアリティ番組「What Chilli Wants」をずっと放送していたりと、既にTLCと関係性が濃い放送局なので、TLC活動20周年であった昨年、TLCの伝記映画をVH1が製作したのは、ごく自然な流れであった。正直、Lifetimeもアリーヤ映画化は、このTLCの映画があったから、同じような企画をやろうと試みたのではないかと思わずに居られない。残念ながら、安易な考えだったとしか思えない結果になっているが…。
というわけで、ようやくこのTLCの映画を観ました!!(ココからフルで観れます。)
こちら、トレイラー↓
この映画で、T-Bozがデビュー当時から病気に苦しんでいることが描かれていて、そんな中今でも活動してくれていることに感動したよ。あと、Left Eyeのソロ活動の背景とか、放火事件の背景とか、色々知れるので、ほんと、TLCファンには、オススメの映画。
確かに、所詮テレビ映画レベルだね… という感じの出来であるのは否めない。でも、逆にドキュメンタリーっぽいフッテージを入れ込みながらやるのは、テレビ映画ならではで良かった。テレビ映画には、メリット・デメリットはあるな…と、このTLCの伝記映画を観て、改めて感じた。
ちなみに、先月6月18日に、TLCのライブ@赤坂BLITZ 観て来ました!!
今回TLCを観るのは3度目だけど、TLCは私の青春だから、何度観ても楽しめる。3人そっくりのバックダンサーたちもいたよ。
相変わらず活動してくれているT-BozとChilliに感謝!!☆
この映画のエンディングに使われているNe-Yoプロデュースの新曲「Meant To Be」もライブで最後に歌ってくれたんだけど、感動した。いかにもNe-Yoなメロディーなんだけど、同時にTLCの良い部分が詰まった、凄くいい歌で、私は大好き~♪
相変わらず活動してくれているT-BozとChilliに感謝!!☆
この映画のエンディングに使われているNe-Yoプロデュースの新曲「Meant To Be」もライブで最後に歌ってくれたんだけど、感動した。いかにもNe-Yoなメロディーなんだけど、同時にTLCの良い部分が詰まった、凄くいい歌で、私は大好き~♪
アリーヤもTLCも、私にとって本当に大事な大事なスーパースター。どれだけ彼女たちから影響を受けたか、測り知れないね。
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