2013年4月29日月曜日

90年代のディーバたち Mariah Carey & Brandy

数週間前から… 何度も繰り返して聴きまくっている歌がある…。 

Mariah Carey の新曲 "Almost Home" だ。 

この曲は、最近のディズニー映画 「オズ はじまりの戦い」 (Oz the Great and Powerful) の主題歌だ。私はこの映画を観たわけではないし、この楽曲自体も、そんなに特別良いとは思ってないんだけど、何せやっぱりマライア・キャリーの声というのは何度聴いても耳に心地良く響くんだよね。楽曲があまり気に入ってないのに、何度でも聴くって不思議よね。マライアの声って、やっぱり凄いねー!!…うん、それに尽きる。 


最近、マライアは 「American Idol Season 12」のジャッジとして活躍している。
最初は、Nicki Minajとのバトルが半端無くて、もうどうなることかと思ったが(観ていて、アメアイのスタッフに本当に同情したよ*)… 結局その後、一応2人とも有る程度大人の対応をちょっとだけ覚えたようで、最近はあまり番組の進行を妨げるほどの大きな騒ぎは起こさず、なんとか続いているよね。

だけど、実はマライア、案外良いコメントをしているなーって、私は密かに感心しているのだ。
"Darling" 、 "A+ mazing" 、 "Pow" 、 "Yeay" をひたすら連呼して、たまにディーバな態度がオイオイ*…とも思うこともあるが…
しかし、よくよく観ていると、実は4人の中で一番まともなコメントをしているんだよね。他の人が言ったことに同意したとしても、絶対同じ何も中身の無いコメントを繰り返すのではなく、もっと異なる切り口だったり、鋭いアドバイスをしているのだ。結構言葉の表現にも拘っているタイプで… 実はあの中では、一番頭が良いのでは無いか?!…とも思ったりする。密かにマライアが一番良い仕事をしているかもしれないと思っているのは、私だけ?!* っていうか、Nicki ともめていた頃、番組側はマライアを外してJ.Loを戻そうと考えたらしく、ニッキーの方が明らかに子供なのに、マライアの方が責任取らされそうになったのが本当に驚きだけどね。ま、来シーズンのジャッジ継続は無いだろうね。結構私は今シーズンの女子対決楽しめているけど、今はライバル番組「The Voice」の方が視聴率良いらしいし…。

だけど、やっぱりマライアは、歌ってナンボなわけで、改めて彼女の歌声が凄いなーって思うからこそ、素晴らしいアルバムをまた作って欲しいなーと思う。

そして、マライアの新曲となるだろう MARIAH. MIGUEL. #BEAUTIFUL のティザーが、数日前からYouTubeで公開されているんだけど、なんか凄く期待できそうでワクワクする~。Miguelといえば、"Adorn" が昨年メガ・ヒットとなったが、最近のアーティストには全く珍しい、それこそ90年代のR&Bを思い出させてくれるようなシンガーなんだよね…。私、"Adorn"超~好きで。だから、このコラボはホント期待しちゃうよ!



マライアのコラボと言えば、数年前にリリースされた、 "Angels Cry" feat. Ne-Yo も個人的にはめちゃくちゃ好きだったんだけど… 全く流行らなかったよね。凄くステキなデュエットだなって思ったんだけど。

やっぱり90年代が全盛期だったアーティストって、「旬じゃない」というレッテル貼られちゃうのかなぁ…。 真に残念だわ。 

"Angels Cry" feat. Ne-Yo (2010年)↓


マライアが最も旬だった頃、90年代のビデオを振り返ってみよう。

"Fantasy" (1995年)↓

"Honey" (1997年)↓

"Honey"のBad Boy (Puff Daddy) =最もビデオに皆がお金をかけていた時代… 懐かしいねー。ちなみにディレクターは、Paul Hunter。こういうドラマ仕立てのPVが得意だよねー。


そして、90年代全盛期のディーバといえば、Brandy もその一人。

先月3月19日に、Brandyが来日ライブ@Billboard Live Tokyo で観てきたよ。実は、彼女は4年前にも、前のアルバム "Human"を引っ提げて来日公演を行っていて、今回は昨年に発売された "Two Eleven" の来日公演となった。


最近のBrandyのシングル
 "Put It Down" feat. Chris Brown (2012年)↓
ディレクターは、Hype Williamsなんだって。さすが、カッコイイよ。

  "Wildest Dream" (2012年)↓


ちなみに "Two Eleven" =2月11日は、ブランディの誕生日でもあり、ホイットニー・ヒューストンの命日でもある。ブランディは、それこそ90年代に、黒人版「シンデレラ」で共演した中でもあり(ブランディがシンデレラで、ホイットニーが魔法使い)、かなり親しかったようで、だからこそこの日をアルバム・タイトルにしたという。

ちなみに今回のライブでも、ホイットニーのメドレーを歌っていたよ。"I'm Your Baby Tonight" → "How Will I Know" → "I Wanna Dance With Somebody" というブランディらしいアップテンポな選曲とアレンジで、見事に歌いこなしていたよ!! 

今回のライブは、ホイットニーメドレー以外は、昔の懐メロが半分、そして "Two Eleven"を半分って感じで、あえて前作の"Human"のシングルカットされた曲等はやらなかったけど、相変わらず自然体で可愛らしく、とってもチャーミングで、歌は相変わらず最高にお上手だった。 ちなみに、ブランディにハグもしてもらったよー。

ちなみに、これが私が観た日本公演Day 3の映像↓ (※本人YouTubeサイトより)

ホント、真っ黒のシンプルなトップスとレギンスにスニーカーを衣装とするところが、本当にブランディらしいというか、全然無理に飾らないんだよね…。

ブランディも、交通事故とかったりしてブランクがあったり、TimbalandのアルバムでBran' Nuという名義でラッパーとして活動したり、リアリティ・ショー 「Dancing with the Stars」に出て社交ダンス踊ったり、弟Ray J.と番組に出たりと色々やっていたわけだが… 結局のところ、今こうして本業を今頑張っているのだ。…でも、やっぱり残念ながらあまり大ヒットまではいってないよね。"Put It Down"は、一応R&Bチャートでは5位を記録したようだけど。

でも、マライア同様、ブランディも凄い才能の持ち主なんだから、その持ち味を存分に出して、頑張って欲しいところだ。しかも、ブランディはまだ34歳だしね!!


ブランディが最も旬だった頃のビデオも振り返りもしておきましょう。

"Baby" (1994年) ↓

"The Boy Is Mine" feat. Monica (1998年) ↓
ディレクターはJoseph Kahn。彼もいいよね。


…しかし、やっぱり Brandy & Monica だよねー!!

ちなみにこの2人のデュエット、昨年14年ぶりに復活したってどれぐらいの人が知ってるんだろう?! モニカの昨年リリースされたアルバム "New Life" に収録されてるよ。

Monica & Brandy "It All Belongs To Me" (2012年) ↓


ちなみに、私はブランディの歌の中では、名曲一杯あるけど…好きだったのは、
"Top Of The World" feat. Mase(1998年) ↓

大人気で、調子のっているって人から思われているけど、I'm just trying to be, do what I gotta do.. Some people think that I'm sitting on the top of the world. ってね。なんかクールで好き。ちなみにこのビデオも可愛いよね。Paul Hunter作なんだって。Maseも当時Puff Daddyとセットって感じだったけど、この曲はトラックはDarkchildでね。それもまたイイ感じだったというか…。当時、DarkchildはBrandyと一緒に出てきた印象。
ちなみに、最近のBrandyは "Two-Eleven"では、Sean Garrett とタッグを組んでいるんだよね。


…というわけで、色々長々と懐メロとディーバについて語ってしまったが…

私は今旬なアーティストや音楽も好きだけど、やっぱり90年代に出てきたアーティストたちは、私にとっては青春時代でもあり、とってもスペシャルなんだよね。彼女たちの更なる活躍を願っているわー。 

2013年4月1日月曜日

ANNA SUI からのインスピレーション

すっかりまたこのブログを更新しない日々が過ぎ、気付けば、もう3月も終わってしまった…* 

4月は、新しい期の始まりであり、ああ…また新入社員とか入ってくるんだなーなんて思って、1年があっという間に過ぎてしまうことに驚く。
この1年は、私にとっては、仕事面では色んな新しいチャレンジの年だったけど、でもたまに思うことは、本当に自らやりたいと思ったこととか、自分のクリエーティビティにチャレンジするということは、全くできていなかったな…と。毎日忙しすぎると、なかなか自分自身のことを見つめる時間が減るわけよね。

でも、そんな中、先日ANNA SUIの公演を聴いて、非常にインスピレーションをもらった話を、一応ここに遅ればせながら書いておこうと思う。 

今月、3月9日・10日の週末に、集英社の女性誌イベント「WOMEN'S MAGAZINE in AOGAKU」が、青山学院大学で開催され、雑誌ごとに看板モデルが出演する、様々なワークショップが企画されていたわけだが、その中のSPURの企画で、あのデザイナーANNA SUIが登壇するということで、10日青学に行ってきたのだ。 



その前に、BAILAヨンアのトークショーも聞いて、美容に費やす時間の話を聞いて、人気の裏にある努力の凄まじさに感心したわけだが… アナ・スイのセッションは、別次元で、とにかくインスピレーショナルだった。

最初は、2月にニューヨーク・ファッション・ウィークで披露した、FALL 2013 コレクションのことから始まった。毎度テーマを決めているアナのコレクションだが、今回のテーマはGODARDからインスピレーションをもらったという。徹底的にGODARDの映画を観て、研究して、インスピレーション・ボード(いわゆるコラージュ・ボード)を壁に貼っていることだったり、最初も踊りに拘ってKarlie Klossフィッティングの時にダンスの練習をしているVTRを見せてくれたり、非常に充実した内容だった。

Karlie Klossが踊って歩いたファースト・ルック




その他、アナの仕事のやり方や、今までキャリアを積むのにどんな想いで、どのようなことに取り組んできたか、そしてプライベートの話まで… 色んな話が聞けた。

最後の質疑応答コーナーがとにかく素晴らしかった。とにかく熱意のある聴講者と、真摯にコメントするアナ… 非常にエモーショナルで、泣いている子たちもいて、SPUR編集長の内田秀美さんももらい泣きをしていて、思わず私も思わずもらい泣きしそうになったぐらいだ。

会場にかけつけていた人たちの中には、自分は絵を書いているといって、是非作品をアナに見て欲しいと持ってきている人もいた。アナはその作品を見て、「アナタ、テキスタイルはやらないの?」的なことを聞いていた。画家の子は、あくまでも絵に拘りがあったようだが、アナは「テキスタイルの方が稼げるわよ。絵は好きなら、稼いだお金で、絵に費やせばいいじゃない。」と非常にビジネス・マインドで成功しているアナのポイントを付いたコメントをしていた。その他、自分のお店を持ちたいという子へのアドバイスには、普段から自分の好きなストアとか店舗のデコレーションや陳列の写真を撮ってクリッピングして集めるべきだといっていた。すると、自分の好みや自分のテイストを自覚できるようになり、自分の個性や自分らしさがぶれなくなると言っていた。

… いや、本当にそうだなーって思う。
その昔、私もよく雑誌とかのクリッピングとかやっていたんだけど、それも時間とゆとりのある大学時代ぐらいまでで、社会人になってから、そういうことやっていなかったなと、改めて気づかされた。

"Live your Dream" … と何度もアナは言っていた。

忙しさに忙殺されていると、本当に夢を見ることを忘れていしまうが、改めて非常に大事だと思ったよ。 インスピレーションを与えてくれたアナ・スイに、本当に感謝する。
今年は、もう少しクリエーティブなことに自分の時間を使いたいなと思った。


ちなみに、このイベントでは、色んなスウィーツが打っていたのだが、さ・す・が集英社! …と思ったのは、日本に出店したばかりで、平気で3時間待ちになっているSarabethのフレンチトーストとハーブティーが売っていたこと。思わず、買って食べました。勿論、素晴らしく美味しかった。 ああ~ ニューヨーク生活が恋しいわ~。