2014年2月8日土曜日

ソチオリンピック開会式 - ファッションチェック

2014年、ソチオリンピック開幕!!☆ 

…もうすでに開会式の前からフィギュアスケートの団体戦とか始まっていて、羽生くんの若さ漲る勢い溢れる素晴らしい演技と、プルシェンコの、実はトリノ五輪(8年前)からもはや現役でもないのにここまでやるか!といった驚きの演技に大興奮!! 今後、色々楽しみねー。

そして、日本時間では深夜1:15~開会式で、帰宅が遅れて、頭ちょっと10分ぐらい欠けたけど、ライブで中継観たよ。

正直、今回ソチ五輪、色々準備が万全でなく、色々ボロが出ているのわけで・・・ 
フィギュアスケートのリンクサイドの壁紙のしわしわボロボロの貼り付け具合を見ても、オイオイ、ヒドイにも程があるなぁ*…と若干呆れていたわけだが…
しかし、バレエやクラシック音楽等、芸術面では定評のあるロシアですから、開会式の演出はそれなりの物が見れると期待していた。そして、なかなかステキに始まったわけだが・・・ 
あれあれっ・・・ あちゃー・・・★ 5つあるスノーフレイクが一つが開かず、最後フレークが五輪の輪が一つ欠けている状態に・・・。



そんな事件もあったけど、その他は演出が良かったし、国家斉唱の時の人間マスゲームによる揺れる国旗も面白かった。最後の聖火最後の聖火のシーンは圧巻でしたわ。これでもかという燃える花火もすごかった。






さて、前回、ロンドン五輪の時の開会式に、各国選手団のユニフォームのファッションチェックをやったのが好評だったので… 
今年もやっちゃいましょう、開会式ファッションチェック!! 

まず、いつも国の順番がアルファベット順なのだけど、ロシア語順だから、全くどの国が次に来るかサプライズでした。日本は最後から2番目だしね。では、順番に、私が気になったユニフォームについて語るよ。

オーストラリア Australia:  まず最初に目を引いた国。なんだろう、お決まりのグリーン&イエローなんだけど、グリーンのパンツの色がキレイよね。ま、私が深緑好きで、このグリーンはステキ。

バミューダ諸島 Bermuda:  冬でも、やっぱりバミューダパンツ!! 

ブラジル Brazil:  次の夏のオリンピックを控えるブラジルは、やっぱりカナリアイエロー。一見シンプルでつまらない感じだけど、青の帽子とマフラーが効いている。

イギリス Great Britain:  ジャケットのネイビーが光沢系でちょっとだけオシャレ。帽子はナイス。

アメリカ領ヴァージン諸島 Virgin Islands U.S.: 旗手の選手1人だけ。でも、オフホワイトのコートとブーツが、とってもステキ。

ドイツ Germany:  WOW~ ド派手~!! とにかく開会式一番の存在感と、会場に映える感じは、圧巻!! 正直、ロンドンの時の水色とピンクの強烈なインパクトはそのままに、ただ今回はファッショナブル度が上がっている。素晴らしい。開会式のユニフォームとしては、ベスト!

デンマーク Denmark:  特にドイツの後でくると、全くインパクトの無いウェア… しかしこのムートンブーツだけは超カワイイ。

スペイン Spain:  冬っぽさが無いけど、この闘牛士っぽい感じは、お国をよく表現していて、かっこいい。

イタリア Italy:  アルマーニでスタイリッシュだけど、まぁまぁかな。フードが国旗と馴染んでいたね。

カザフスタン Kazakhstan:  後ろの人たちは超イマイチなんだけど、旗手のユニフォームが民族衣装な感じでいい。皆これだった方が良かったね・・・。

カナダ Canada:  赤ダッフルコート。ダッフルコートって、他ありそうで無い。

リトアニア Lithuania:  全身黄緑!一歩間違えたらヘンなんだけど、これはアリ!!

メキシコ Mexico: 選手はこの55才のプリンス Hubertus von Hohenlohne ただ一人! ドイツ出身だけど、メキシコで生まれ。アルペンスキーで、何度もオリンピックに出場しているが、本業は、歌手だったり、フォトグラファーでもあるらしい…。しかし、55才ってスゴイ。

オランダ Netherlands:  このダウン、カッコイイね…。期待は裏切らず、オシャレ。靴のオレンジといい、バランスが素晴らしい。

ノルウェー Norway: 水色パンツに白のジャケット。赤いジッパーとシルバーのハンチング帽子がアクセント。


ポーランド Poland:  スノーフレイク模様がジャケットと帽子に入っていて、オシャレ。

アメリカ合衆国 U.S.A.:  お決まりのラルフ・ローレン!今年は、中国製ではなく、自国生産なんだよね。星のニット、カワイイね。ニットに、オリンピックマークやら、2014と入っているところがキュート。

タイ Thailand:  あの有名ヴァイオリニストのVanessa-Maeだよー!!☆ 凄い、35才にして初出場だって。4才からスキーやっているとかで…。そして、美しい。

トンガ Tonga:  いや~まさか真冬の格好で南国アピールをするなんて!笑わせてもらったわ。

フランス France:  やっぱり期待通り、オシャレであった。グレーとベージュを組み合わせるところが、オシャレ上級者。

チェコ共和国 Czech Republic:  ふわふわ帽子が温かそう。

スイス Switzerland: レインコートみたいな赤コートに、白パンツ。シンプル過ぎかもしれないけど、洗練されている感じがあるのはいい。

スウェーデン Sweden:  H&Mのユニフォームとして話題だけど、うーん… 男性のネイビーコートの方はオシャレなんだけど、女性の方はちょっと微妙…H&Mらしいし、イマドキっぽいヤングなデザインなんだけど、レギンスも含めて、なんか微妙。

日本 Japan:  いや~普通。うーん…けしてダメじゃないけどさぁ~* しかし、何故ロシア国旗を持つことにしたんだろう?! ロシアの国旗を持っていた国は、ロシアと日本の他は無かったと思う。

ロシア Russia:  最後に開催国ロシア登場!! 素晴らしい!!いや~ロンドン五輪の時は、あれほどダサいユニフォームだったのに、流石に今回は気合い入った、お金もかかっているユニフォームだねー。ロシアっぽいし、カワイイし、華やかだし… 拍手!!☆ 


楽しいよね、こうやって各国の個性を見るのも。

さぁ~皆で、これからオリンピック観戦で盛り上がろう!!

そして、勿論… 頑張れ、日本!!☆



2014年2月2日日曜日

THE BLING RING



ソフィア・コッポラの最新作… 「THE BLING RING」(ブリングリング)、もう今週末で公開終わってしまうので、慌てて観てきた。もう都内ではシネマート六本木でしかやっていないので、マイナー映画ではあるが、劇場はかなり混んでいた。 

この映画「ブリングリング」は、セレブのライフスタイルに憧れるティーネイジャーたちが、パリス・ヒルトンやリンジー・ローハンといったハリウッドセレブたちの豪邸に忍び込み、ファッションアイテムや現金をと盗み、身に付け、遊び狂っていたという実話の事件を映画化したものだ。これらの一連の犯行は、2008年~2009年の間に次々と行われ、被害総額は300万ドル(約3億円)だという。2010年3月に、雑誌VANITY FAIRがこの一連の事件の取材を記事化した。そのタイトルが、「The Suspects Wore Louboutins」(容疑者はルブタンを履いていた。)だ。
(※記事のリンク

私は、このVANITY FAIRの記事は読まずして映画を先に観たが、その後即行記事をチェック。この記事のほんとそのまんま忠実に映画化したんだな…と思った。子供たちの役名は、少しアレンジして変えてあるけど、盗まれたセレブたちも同じメンバーだし、盗まれたものや、シチュエーション、動機、オードリーナ・パドリッジが最初に防犯カメラ映像をネットに上げたこと、オーランド・ブルームのロレックス何本かを5,000ドルで売ったことや、主犯でリーダーの韓国系女子は常に余裕で、レイチェル・ビルソンの家でもバスルームで過ごすほど冷静だったこと、ある女の子(映画ではエマ・ワトソンが演じている子)はその後社会貢献をしたいと、捕まった後もまさにアンジェリーナ・ジョリーになったかのようなセレブぶりでインタビューに答えていたこと… 何から何まで同じである。

この記事に出てくるティーンたちの口から出てきた表現や言葉は、全て映画の中でもキーフレーズとして出てくる。あくまでも、ソフィア・コッポラは、この記事を忠実に映画にする中で、そのティーンたちのその時の気持ちやシチュエーションをリアルに、ソフィアらしく描いたんだと思う。その描写は、さすが…というか、めちゃくちゃソフィア・コッポラらしい演出だったと思う。一番最初の出だしの"Let's go shopping!"の掛け声でブランド品が次々映るところとか、最初に、マークがレベッカに惹かれた場面のマーク視点で描かれたレベッカのふわっとした描写とか、更に皆がハイになっているシーンとか、逆に子供たちが家族と一緒にいるさっぱりしたシーンのトーンとか、音楽の使い方とか …とってもソフィアらしい要素が満載だった。 

この映画は、正直、好き嫌いがハッキリ分れる映画だと思う。批判する人も結構多いのではないか。何故なら、このティーンたちの気持ちに1ミリも共感できない人にとっては、ただの薄っぺらい映画にも見えてしまうんではないかな…と思うからだ。
ただ 「The Hills」、「The City」、「Gossip Girl」、「The O.C.」あたりの番組を好きだと思える人であれば、そして少しでもああいったファッショナブルな暮らしに憧れる人であれば、この映画はもっとずっと深い内容だということが理解できるハズだ。そして、こういう社会問題を、ソフィア・コッポラだからこそ上手に映画として成立させることができたんだと思う

私は、いい映画だと思ったよ。 
ただ、「The Hills」や「Gossip Girl」が好きな人だけに、この映画を観ることを、お勧めします!
(※でももう今夜までしか映画館でやってないので、間に合わなかったらDVD等で観てください。)

本国のトレーラー↓(※日本版トレーラーより魅力が伝わると思ったんで・・・)