2013年2月3日日曜日

ted 

現在日本で、アホほど流行っている映画「テッド」(ted)について、語っておこう。



まず、この映画がここまで日本で流行るとは、想定外もいいところだ。そもそも日本で、アメリカのブラック・ジョーク的なコメディー映画がウケることはまず無い。そして、この映画はアニメFamily Guyのスタッフが手掛けた映画ってことだけど、そもそも日本でFamily Guyも全く知られていないわけで…この映画が日本で大ヒットするなんて、誰が予測したことか!!★ そんなわけで、公開劇場数も全く見当違いで、結局どこも満席状態になったのだ。 

では、何故この映画が日本で流行ったのか…?!

日本人は、テディベア好きっていうことに尽きると思う。

最近、ディスニーランドでも、ダッフィーとかいうクマがやたら人気を集めているという。そもそも、ディスニーのキャラクターでも無いクマだが、今一番人気のキャラクターで、ディズニーランドにはダッフィーのぬいぐるみをぶら下げた客だらけだという。

有吉がTedの吹き替えをしている…というのも話題になった要因かもしれない。ただ、私は先週字幕版を観たけど、勿論満席だったわけで、有吉が吹き替えをしているのは話題作りにはなったかもしれないが、有吉の吹き替え版をけして観たいわけではない…という事実がある。つまり、結局は、日本人は想定以上にクマ好きだったという結論に至る。 

日本で映画が流行るということは… つまり、10代~20代にもウケているということなのだが… 本当にこの映画が面白いと思ったのか、気になるところである。

何故なら、この映画は間違いなく… 35才前後の人向けの映画だからだ!!★ 
(※まさに私はビンゴ世代)

そもそも、Mark Wahlberg がダメ男ジョンを演じていること自体が、ジョークなわけで… つまり、Marky Mark を知っている世代じゃないと、何故にこんなシワクチャ40代の人が無理矢理35才の役とか演じてるんだ?!…と思ってしまうのでは無いだろうか?!* 

懐かしいよねー Marky Mark!! 
New Kids On The Block のDonnieの弟として出てきて、とにかくCalvin Kleinのパンツの広告が有名すぎて、未だによくネタになっているよね。


私と同世代の方々よ… 懐かしもうぜ~☆ Marky Mark and the Funky Bunch!! 
Come on  come on!! Feel it feel it!!~♪ 笑




この映画には、本当に1980年代~1990年前半ぐらいのネタが盛り沢山入っていて、ぶっちゃけ今の20代には、なかなか理解できなかったシーンが多かったのではないかと思う。

例えば… テッドが、怪しい男にストーカーされていて、スーパーの裏で待ち伏せされていた時、その後彼女のタミー・リンが店から出てきて一緒に出掛ける時、タミー・リンが
"Who was that guy?" (あの人誰?)
と質問して、それに対するテッドの答えが 
"Oh, that was uh...Sinead O'Connor. She don't look so good no more." (あぁ、あれは… シネイド・オコナーだよ。彼女、もう昔のような美人じゃなくなっちゃったから。)
とか言ってて、私には相当ツボで爆笑したわけだが、周りの観客は全然笑っていなかったような・・・。でもそれこそ、Sinead O'Connorは、Marky Mark時代に、めちゃくちゃ世界中で大ヒットしていた歌手だったからね。

勿論、最近のネタも、Katy Perryとか幾つか入っていたけど、明らかに全体のトーン&マナー含め、かなりオールド・スクールな感じだったからね。

ところで、Norah Jonesが本人役として出演していて、めちゃくちゃキュートでびっくりしたのだが、あそこまで下ネタな台詞を言う役をよく引き受けたなぁ…と驚きもあった。 

あと、ドラマ「90210」のSilver役でお馴染みのJessica Stroupも、ロリーの同僚として出演していたが、台詞もほぼ無い相当なチョイ役でビックリした。既にあそこまで知名度がある女優なのに…。しかし、チョイ役でも、やはり美人過ぎて見惚れちゃったよ。

相対的にいうと… この映画は、よくある下品コメディで、台詞回しは面白いので、普通に楽しくエンターテイメントとしては楽しめるよ。ま、それ以上でもそれ以下でも無い…って感じかな。

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