2012年11月10日土曜日

Katy Perry - Part Of Me

既に結構前の話だが… 「Rock of Ages」に続いて、2回観ちゃった映画の話 。

ちょっと前だけど…
Katy Perryのドキュメンタリー映画 「PART OF ME」について、語ろう。

この映画、日本では短期間限定で公開されていて、私も慌てて映画館に観に行ったわけだけど、すごーく観て良かったと思ったの。その理由の1つは、大きなスクリーンで、しかも3Dで、Katy Perryのコンサートの舞台セットや衣装を眺めることができるから。もう1つの理由は、Katy Perryが改めて人々に活気を与えるアーティストであることを、彼女の生い立ちからキャリアの成功に通じて感じることができるから。

私は、ずっと Katy Perry は天才!!☆ って思ってきたんだけど、この映画を観て、その理由がはっきり分かったよ。

えっ… どうして、Katy Perryを天才だと思うかって?!* …もしかしたら、そう思う人も多いかもしれないね。何故、私が彼女を天才だと思うかというと… それは、自分の個性と自分の感性を大事にしていて、それが世の中でウケルってことなんだよね。例えば、彼女が選ぶ世界感だったり、その衣装だったり、歌詞の内容だったり…。"I Kissed A Girl" というデビュー曲の選定も素晴らしい上に、"California Gurls" だって、元々 Alicia Keys & Jay-Z "Empire State Of Mind"が大ヒットしたから、ニューヨーク歌に対抗して、カリフォルニアの人たちのための歌を作りたいと言ってできた曲なわけで、結果的には"Empire State Of Mind"以上にバカ売れしたんだもん。彼女の世界感は、とってもキュートで可愛いし、とってもオリジナルなんだけど、それが当たるんだよね。



結果的には、2枚目のアルバム"Teenage Dream"の中から5曲が全米1位をたたき出し、勿論女性アーティストとしては史上初の記録で、男性を含めても Michael Jackson "Bad" の記録と並んだ…というから、凄すぎる。


ともあえ、そんなKaty Perryも最初は苦労したという。 
両親はキリスト教のペンテコステ派の伝道師で、ゴスペル以外を聴くのは禁止。エンタメもおとぎ話も全てNGで、最初に観ることを許可された映画が、「Sister Act 2」(天使にラブソングを2)だったという。13才でブルーのギターを買ってもらい、15才でゴスペル・シンガーとしてデビューもしていたんだって。で、友達の家でAlanis Morisette "You Oughta Know"を初めて聴いて、外の世界と自己表現に興味を持ったらしく、17才でロサンゼルスに引っ越したんだって。Alanis Morisetteを発掘した人に、すぐに気に入られたものの、その後レコード会社にAvril Lavigneになれとか、Kelly Clarksonになれとか、Ashley Simpsonになれとか言われて、次々と方向性が合わずレコード会社に買い殺され… Island Records、その後 Columbia Records ...  で、最終的には、Columbia でKatyの才能を評価していた担当がCapitolにKatyを連れて移籍。Katyの個性を立てることで、今の成功があるわけだ。デビューする前に、100曲以上曲を書いていたんだって…。 そりゃ~それだけ暖めていれば、いい楽曲も一杯あったり書けるようになるよね。
"Firework"なんて、マジで名曲だしね。この歌で、どれだけの世界中の人が勇気付けられただろうか。自分が無力で、どん底にいたとしても、まだチャンスはある…だって、小さな輝きがあるから…その小さな光をかき集め、大きな花火を夜空に打ち上げちゃおうゼィ!!★ …っていう歌。私も大好きな一曲だよ♪ 


もう一つ感心する彼女の性格は、無名時代からずっと同じマネージャー、スタイリスト、ヘアメイク等のスタッフを抱え、一緒にキャリアを築き、スタッフを信頼しているところだ。だからこそ、Katy Perryは自分らしくいれるのかもしれない。

キャリア絶頂期にRussel Brandと結婚… しかし、離婚… 全て赤裸々に気持ちを語っているのが印象的だった。っていうか、泣けた。マジで、私は映画館の中で、3Dメガネの内側で涙を流したよ。また、Katy、結構素直にイイこと言うんだよ。ロマンチック志向だから、全て自分のやっていること、全てを応援してくれる人がいいって。見つけたと思ったら、失敗したけど…でも、自分の信じているモノは変えられないし、全ては人生の旅で、経験することで強くなると…。

で… また一つこの映画で、Katy Perryの天才ぶりを発揮したわけだが、この映画で彼女はパーフェクトなスーパーPOPスターを見せるのではなく、リアルな人間性を見せることで、ファンはただ歌詞に共感するだけではなく、彼女の人間性も併せてよりファンとの関係を強固にしたのではないだろうか。間違いなく、アーティストとして1つランクを上げたような気がする。… やっぱり彼女は分かってる。天才だ。

映画のために書いたという最新のシングルの"Wide Awake"… 映画の中では、最後のエンドロールで流れるんだけど、この曲を最初に聴いた時、そして最初にPVを観た時(勿論それは映画を観る全然前のこと)、やっぱり彼女は分かっているなー!!★ って感心したんだよね。出す曲出す曲全てが爆発的に売れて、ポップス界のプリンセスの座を射止め、更にはRussel Brandとも結婚し、公私共に順風満帆だったわけだけど、離婚することになり、なんだかガタっと彼女は崩れたわけで… それでも "Wide Awake" 私はずっと夢を見ていて、高いところからどん底に落ちたけど、でも今ちゃんと目が覚めて立っているの、再生するの!!…と歌っているわけだ。PVでも、おとぎ話のダーク・サイドが描けていて、パーフェクト。 

ほんと、Katy Perryは、自分自身でいることが、こんなに人々に共感を得ることができる、素晴らしいアーティストだと思う。…そういう観点では、本当に憧れる存在だわ。


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