2013年4月1日月曜日

ANNA SUI からのインスピレーション

すっかりまたこのブログを更新しない日々が過ぎ、気付けば、もう3月も終わってしまった…* 

4月は、新しい期の始まりであり、ああ…また新入社員とか入ってくるんだなーなんて思って、1年があっという間に過ぎてしまうことに驚く。
この1年は、私にとっては、仕事面では色んな新しいチャレンジの年だったけど、でもたまに思うことは、本当に自らやりたいと思ったこととか、自分のクリエーティビティにチャレンジするということは、全くできていなかったな…と。毎日忙しすぎると、なかなか自分自身のことを見つめる時間が減るわけよね。

でも、そんな中、先日ANNA SUIの公演を聴いて、非常にインスピレーションをもらった話を、一応ここに遅ればせながら書いておこうと思う。 

今月、3月9日・10日の週末に、集英社の女性誌イベント「WOMEN'S MAGAZINE in AOGAKU」が、青山学院大学で開催され、雑誌ごとに看板モデルが出演する、様々なワークショップが企画されていたわけだが、その中のSPURの企画で、あのデザイナーANNA SUIが登壇するということで、10日青学に行ってきたのだ。 



その前に、BAILAヨンアのトークショーも聞いて、美容に費やす時間の話を聞いて、人気の裏にある努力の凄まじさに感心したわけだが… アナ・スイのセッションは、別次元で、とにかくインスピレーショナルだった。

最初は、2月にニューヨーク・ファッション・ウィークで披露した、FALL 2013 コレクションのことから始まった。毎度テーマを決めているアナのコレクションだが、今回のテーマはGODARDからインスピレーションをもらったという。徹底的にGODARDの映画を観て、研究して、インスピレーション・ボード(いわゆるコラージュ・ボード)を壁に貼っていることだったり、最初も踊りに拘ってKarlie Klossフィッティングの時にダンスの練習をしているVTRを見せてくれたり、非常に充実した内容だった。

Karlie Klossが踊って歩いたファースト・ルック




その他、アナの仕事のやり方や、今までキャリアを積むのにどんな想いで、どのようなことに取り組んできたか、そしてプライベートの話まで… 色んな話が聞けた。

最後の質疑応答コーナーがとにかく素晴らしかった。とにかく熱意のある聴講者と、真摯にコメントするアナ… 非常にエモーショナルで、泣いている子たちもいて、SPUR編集長の内田秀美さんももらい泣きをしていて、思わず私も思わずもらい泣きしそうになったぐらいだ。

会場にかけつけていた人たちの中には、自分は絵を書いているといって、是非作品をアナに見て欲しいと持ってきている人もいた。アナはその作品を見て、「アナタ、テキスタイルはやらないの?」的なことを聞いていた。画家の子は、あくまでも絵に拘りがあったようだが、アナは「テキスタイルの方が稼げるわよ。絵は好きなら、稼いだお金で、絵に費やせばいいじゃない。」と非常にビジネス・マインドで成功しているアナのポイントを付いたコメントをしていた。その他、自分のお店を持ちたいという子へのアドバイスには、普段から自分の好きなストアとか店舗のデコレーションや陳列の写真を撮ってクリッピングして集めるべきだといっていた。すると、自分の好みや自分のテイストを自覚できるようになり、自分の個性や自分らしさがぶれなくなると言っていた。

… いや、本当にそうだなーって思う。
その昔、私もよく雑誌とかのクリッピングとかやっていたんだけど、それも時間とゆとりのある大学時代ぐらいまでで、社会人になってから、そういうことやっていなかったなと、改めて気づかされた。

"Live your Dream" … と何度もアナは言っていた。

忙しさに忙殺されていると、本当に夢を見ることを忘れていしまうが、改めて非常に大事だと思ったよ。 インスピレーションを与えてくれたアナ・スイに、本当に感謝する。
今年は、もう少しクリエーティブなことに自分の時間を使いたいなと思った。


ちなみに、このイベントでは、色んなスウィーツが打っていたのだが、さ・す・が集英社! …と思ったのは、日本に出店したばかりで、平気で3時間待ちになっているSarabethのフレンチトーストとハーブティーが売っていたこと。思わず、買って食べました。勿論、素晴らしく美味しかった。 ああ~ ニューヨーク生活が恋しいわ~。 


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