2012年8月9日木曜日

ヘルタースケルター

話題の映画… 「ヘルタースケルター」 を観た。
以前、テレビで放送されていた映画のメイキング特番を観たので、急に興味が湧いてきたのだ。
水曜日…レディースデ-だからか、シアター最前列まで満席でビックリ。



この映画を一言で表現すると… 

「ブラック・スワン」 蜷川実花バージョン!!


…もうこれに尽きる。

非常にエグい映画だけど、「ブラック・スワン」もそうだったように、刺激的というか衝撃的で、それなりに人々を惹きつける映画だと思った。

正直、蜷川実花の映画と言えば、過去に「さくらん」があるが、今回の「ヘルタースケルター」は、「さくらん」の10倍ぐらい、ほんと比べ物にならないぐらい良い映画だと思った。

え…、そんなに?!★
…ええ、確かに「ブラック・スワン」のパクリっぽく見えちゃうけど…やっぱり「ブラック・スワン」同様それなりの衝撃作品だと思うから。 その上、写真家蜷川実花の独特の世界観と色彩美を全面的に堪能できるから。主人公りりこの家のインテリアのほとんどは、蜷川実花さんの私物だというから凄い。一度、彼女のお宅を拝見してみたいと思う。 

あと、「ヘルタースケルター」のストーリーは、何もかも変えてしまった全身整形で、だから後遺症とかがエグいんだけど… でも、この映画を観て、一度はトップの座を獲得したあるが、少し落ち目の顔が少しずつ変わっていく芸能人のことが心配になった…。売れなくなってくると、周りの人はもうここまで頑張ったんだから、そんなに必至にトップの座にしがみつかなくてもいいじゃない…って思うけど、本人としてはやぱり自分をルックス含め犠牲にしていきて、一生懸命戦ってきたという自負があるから、精神的なダメージは半端なものじゃないんだろうな…。頑張れ、強くあれ。

それにしても、究極のダイエットをして、身を削る演技をした沢尻エリカも、本当に頑張ったと思う。ナタリー・ポートマンがアカデミー賞やゴールデン・グローブ賞等の主演女優賞を総ナメしたけど、ほんとバレエの特訓は無かったにしても、それぐらい精神的に大変な演技だったと思う。メイキングでも途中で撮影現場から怒って逃げ出していたけど、なんかその時の彼女が取った行動も、エリカ様だから…ということではなく、この映画を実際に観て、なんか彼女のその時の気持ちが解る気がした。

0 件のコメント:

コメントを投稿