今年は、とにかくSam Smithがどれだけ受賞するか注目されたが、結果主要4部門中、なんとRecord of the Year, Song of the Year, Best New Artist を受賞し、その他Best Pop Vocal Albumを受賞して、計4つの受賞となった。
うーん、個人的には、Record of the YearとBest New Artistは想定内だけど、Song of the Yearまで取らなくて良かったんじゃない?!…って感じだが、グラミー賞の傾向として、どうしても受賞者が集中する。
Album of the Yearは、Beck "Morning Phase"になったが…かなり想定外だった。そして、もう何年前になるのか… Kanye WestがMTV VMAで、Taylor Swift受賞に反撃した事件を自らぶり返し、Beckに反撃しようとしたけど、一瞬でステージから引っ込んだのが、なんか中途半端すぎてダサかった。狙ったのかなぁ…
目立ちたがり屋カニエ様、今回新曲 Rihanna feat. Kanye West & Paul McCartney "FourFiveSeconds"の初生パフォーマンスでかなり注目されたんだから、余計な動きしなくて良かったのに…* アホだよね。
というわけで… 今年は、Sam Smith、Beck、Beyonce、Pharrell が一杯受賞し、逆に今年私としては評価したかった Ed Sheeran、Sia が無冠に終わった。2人ともちゃんとパフォーマンスはさせてもらっていたし (Ed Sheeranは、John Mayerと一緒ににパフォーマンス)、やはり今年の大注目アーティストであったことは変わりは無いんだけどね。チャート記録という意味では、Iggy Azaleaも大活躍の年で、Best Rap Albumぐらい取って欲しいとは思っていたが、Eminemが取っちゃったし…。 やっぱり白人女性ラッパー、しかもオーストラリア人…まだまだラップ業界にはアゲンストな人もいそうな気がする。
個人的に嬉しかった受賞は… ①Best Pop Duo/Group Performance の "Say Something" - A Great Big World feat. Christina Aguilera、 ②Best R&B Albumの "Love, Marriage & Divorce" - Toni Braxton & Babyface、そして ③Producer of the Year, Non-Classical の Max Martin!!
まず、"Say Something" は、まさに本当にBest Pop Group Performanceな歌だったと思う。名曲だね。Toni Braxton & Babyfaceのアルバムは、年末私も評価した通り、本当に大人なステキなアルバムだと思ったし、単純に、このアルバムが注目されて嬉しい。
そしてMax Martin!!スウェーデン人のヒットメーカー!!POP業界においては、居なくてはならないスーパープロデューサーで、実績・功績も半端無いのに、Producer of the Yearは今回なんと初受賞!!今年は、ヒット曲が満載で、 "Problem" - Ariana Grande feat. Iggy Azalea、"Break Free" - Ariana Grande feat. Zedd、"Bang Bang" - Jessie J, Ariana Grande & Nicki Minaj といったアリアナちゃん楽曲がヒットし、更にTaylor Swiftの "Shake It Off" や、Katy Perryの "Unconditionally", "Dark Horse" もあったりとで、流石選ばれるだろうと確信していたけど、なかなかアイドル系POP音楽が評価されにくいグラミーで、彼が評価されたのは嬉しいね。 なんてったって、彼が手掛けた19曲の楽曲が、全米Billboard Hot 100チャートで1位を獲得しているからね。恐ろしいよ…。Taylor Swiftが、垢抜けて、カントリーポップスの可愛い子ちゃんから、音楽業界のスーパースターになったきっかけ "We Are Never Getting Back Together"も、彼の功績だしね。その他、Katy Perryの楽曲はほぼMax Martinだし、近年のP!nkの多くのキャッチ‐な曲は全てそう。古くは、Britney Spearsや Backstreet Boys、Ace of Baseだって手掛けていて、本当に凄い人だと思う。おめでとうございます!!
受賞記念に、Max Martinの功績ヒストリーどうぞ↓
パフォーマンス的には、Beyonceが、昨年のエロ&セクシーさ全開で若干引いた "Drunk In Love"と180度逆を狙った、白衣の天使ゴスペルパフォーマンスが印象的だった。そう来たか…って感じ。戦略も含め…流石やりおる…ビヨ様。 (※昨年のエロパフォーマンスリンクはコチラ。比較すると面白い。)
Sia "Chandelier" については、以前私もブログで書いたが、今度改めてSiaの最近の "Elastic Heart" や、映画 「Annie」の楽曲について書きたいと思う。なるべく近いうちに…。
ちなみに、レッドカーペットの衣装も、Sia & Maddieちゃんのツーショットがとにかく可愛らしくて、私の中ではNo.1。 無冠でも、グラミーでの存在感は抜群だったね。
でも、純粋にドレス評価では、Taylor SwiftがNo.1!!グリーンドレスにパープルヒールの組み合わせは、私の最も好きな色のコンビネーションで、それだけでも評価するんだが… Best New Artistのプレゼンターを務めて、Sam Smithに最初にトロフィーを渡すことになった彼女のこの受賞者が書いてある紙表紙の色もパープルで色が完璧にマッチしている姿を見て、感動☆ テイラー、貴方はこの日も、完璧でした。Hands down!!
グラミー賞ってとにかくパフォーマンスの豪華さは素晴らしいし、やっぱり業界的な注目度は高いのだが… しかしながら、今年はとにかく全米視聴率がとっても悪かったらしい。昨年から11%減の2,530万人だって。しかも、18歳~49歳の視聴率は8.5%で、昨年から14%減だって…。 裏番組にドラマ「Walking Dead」の放送があった影響だとも言われてはいるが、しかし8.5%って低すぎだよね…。音楽業界的には、悲しい事実だな…と。
以上、私の今年のグラミーレビューでした。
http://www.grammy.com/
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