なんと、デビューから既に4枚もアルバムをリリースしていて、8年越しの初来日!!
DAUGHTRYは、American Idol Season 5 (2006年)で、4位になった Chris Daughtry のバンド。元々実力があって、優勝候補筆頭だったのに、4位で敗退という結果になったこともあって、同年2006年にさっさとデビュー・アルバムをリリースし、このアルバムが全米でバカ売れ。全米1位に何度も返り咲きながらロング・ランで売れ続け、なんと翌年2007年、全米で最も売れたアルバムとなった。
そんな全米で大ヒットだったDAUGHTRY、日本でもデビューアルバムは一番売れたのでは無いかと思うが… 何故か一度も来日することは無く、その後2枚目、特に3枚目以降はさほど売れなくなってしまい、来日する機会を逃したとも言える。
そして、今更?!★ 地元でそれほど売れなくなったこともあってか?! 昨年リリースした4枚目のアルバムを引っ提げて、初来日、ジャパン・ツアーを実施するに至ったのだ。
横須賀、三沢、沖縄の米軍基地でライブをしてから、大阪、そして最終日に東京公演だった。全米で一世風靡した、典型的アメリカン・ロックな彼らが米軍基地を回るのは、とても自然は気がした。
私はというと… 普段はどちらかというと黒人系の音楽が好きで、いわゆるロックはさほど聴かないのだが… DAUGHTRYのアルバムだけは4枚とも全てチェックしている、根っからのChris Daughtryファンなのだ。クリスの声がとにかくツボで、アメリカン・アイドル当時からファンなのです。
声は、格別に素晴らしいが… それ以外も、とにかく愛妻家であり、めちゃ男!!って感じの価値観から生まれる男らしい歌詞が、また結構好きなんだよね。家族観とか、恋愛観が堂々としているのがカッコイイ。
というわけで、先日10月28日(火)の東京公演 @SHIBUYA O-EAST に駆けつけた。
会場は満パン。多くのファンが、初のDAUGHTRY来日公演を本当に楽しみにしていたことでしょう。
最初、ちょっとマイクの通りが悪く、声が聞こえづらかったが、中盤からは本当に良かった。そして、バラード等、クリスの声をじっくり聴かせる歌は、やはりヴォーカリストとしての魅力が際立った。
ただ、残念過ぎるのが、セットリスト!!
本人たちにとっては、4枚目のアルバム"Babtized"ワールドツアーの最終日なのかもしれないが… 日本にとっては初来日公演なわけで… 少なくともそこそこ流行ったヒット曲は、入れておいて欲しかったが・・・ 他国でやっていたセットリストまんまやっていた。途中でクリスが、「セットリストこれでいいのかなぁ~… って不安だったんだよね…。皆の好きな曲が分からなくて…好きな曲やらなかったらゴメンね。」的なことを喋っていたが… 日本のレコード会社の人たちは、何故ヒット曲入れておくように、セットリストの数曲の変更を申し出なかったんだろう?!… 初来日公演なのに、ショック過ぎた。頼みますよ、ソニー様★
というわけで、私が最も聴きたかった、一番大好きな曲… 2枚目のアルバム "Leave This Town"の1st シングルだった、"No Surprise" やりませんでした…。代表曲の1つなのに…。
この曲 "No Surprise" は、Nickelbackのフロントマンで、最近Avril Lavigneと結婚したChadとの共作だが、スケール感、器の大きさ、荒っぽさ、恐れ知らず、男のついて来い!…的な感じ、この全ての要素と、Chrisのボーカルが合わって、最高に魅力的というか、心惹かれるのよねー。
その昔、奥田英朗の「サウスバウンド」を友人に勧められて読んだ時に、私の中ではまさにこの歌が頭の中で鳴り響いたわ。
"No Surprise"
ところで、最新のアルバム"Babtized"では、EDMやポップよりの要素、またちょっとカントリーっぽい曲もあったりして、バンドとしては少し変化が見られる。
ライブ、最後アンコールでは、そんな最新アルバムを代表する"Waiting for Superman" と "Long Live Rock and Roll" をやったが、登場前にあの有名なスーパーマンのテーマソングが流れたのがちょっと笑えた。 凄く盛り上がったので、バンドも気持ち良かったことでしょう。
"Waiting for Superman"
また、"No Surprise" だったり、その他のやって欲しい曲も色々あったので、その貸りを返しに、今後の再来日を期待したいところだ。
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